全国高校ビジネスアイディア甲子園最優秀

豊川工科高校生徒2人が市長へ報告

　「第21回全国高校ビジネスアイディア甲子園」（大阪商業大学など主催）で、県立豊川工科高校機械科３年の瀬戸口姫奈さん、鈴木冴汰朗さんが考案した「ギュッとパッとコード」が最優秀のグランプリを獲得した。豊川市役所に17日、竹本幸夫市長を訪ね報告した。
　高校生が新しい商品やサービスを提案するコンテストで、全国１３０校から計６６１９件の応募があった。昨年12月10日に結果が出た。
　ギュッとパッとコードは、ドライヤーなどのコードを簡単に束ねることができる。コードに両面テープを使って面ファスナーを巻き付け、手でギュッとまとめるだけで簡単に束ねることができるよう工夫した。軽く引っ張るだけで、すぐにほどける。手触りも良い。
　週３時間ある課題研究の授業で、４月から半年かけて完成させた。面ファスナーを扱う「クラレファスニング」は、２人のアイデアを参考にして商品化を目指しているという。
　竹本市長は「素晴らしいアイデア。私も毎日ドライヤーを使っているが、コードを束ねるのが面倒だった。すぐにでも欲しい」と絶賛。２人は「試行錯誤して完成させた。６０００件以上の中で頂点に立てた。とてもうれしい」と話した。
【竹下貴信】