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豊橋「石巻アート」の3人 県文連美術展で入賞

賞状を手にする佐藤さん、長坂さん、吉葉さん(左から)=豊橋市内で
賞状を手にする佐藤さん、長坂さん、吉葉さん(左から)=豊橋市内で
県議会議長賞に輝いた長坂さんの「再稼働前」
県議会議長賞に輝いた長坂さんの「再稼働前」

 県文化協会連合会主催の公募展「第47回愛知県文連美術展」洋画部門で、絵画グループ「石巻アート」に所属する豊川市の長坂和夫さん(80)が県議会議長賞、豊橋市の吉葉けい子さん(73)、佐藤律子さん(73)が特選に選ばれた。26日まで県美術館ギャラリーで展示される。
 県内の美術文化の普及や振興を図り、次代を担う新人の発掘を目的に開く。日本画、洋画、工芸、彫刻、書の5部門で作品を募集した。
 「石巻アート」は形象派美術協会の宮城照己さん(93)が指導する教室。長坂さんは約6年間、宮城さんに師事。同展へは3回出品し、すべて賞を受けた。県議会議長賞に輝いた「再稼働前」は、鉄道車両の車輪を丁寧に描いた80号作品。「大きな賞をいただきうれしかった。シリンダーなど鉄の色や質感の表現に力を入れた」と長坂さん。鉄の色とホイールの鮮やかな赤色が目を引く。
 吉葉さんは宮城さんの勧めで、思い入れのあるイチゴを題材に描き続ける。特選に選ばれた「想」は、楽しく明るく生きたいとの思いをイチゴに託し、メリハリのある色彩で描いた。「びっくりして夢のよう。宮城先生に感謝しています」と喜びを語る。
 佐藤さんは昨年に続く特選。ヒマワリを題材にすることが多く、特選作品「夏が来て」でも扱った。開花し、枯れても種をぎっしりと詰まらせて次に引き継ぎ、再び夏に花を咲かせるヒマワリの姿を人生や家族になぞらえ、手作りのベンチや思い出の花瓶とともに力強く描いている。
 師の宮城さんは「同じ会から一度に3人も選ばれたのは快挙」と喜びをにじませ、「好きなことを続けることが大事」と語った。
【田中博子】

 県文化協会連合会主催の公募展「第47回愛知県文連美術展」洋画部門で、絵画グループ「石巻アート」に所属する豊川市の長坂和夫さん(80)が県議会議長賞、豊橋市の吉葉けい子さん(73)、佐藤律子さん(73)が特選に選ばれた。26日まで県美術館ギャラリーで展示される。
 県内の美術文化の普及や振興を図り、次代を担う新人の発掘を目的に開く。日本画、洋画、工芸、彫刻、書の5部門で作品を募集した。
 「石巻アート」は形象派美術協会の宮城照己さん(93)が指導する教室。長坂さんは約6年間、宮城さんに師事。同展へは3回出品し、すべて賞を受けた。県議会議長賞に輝いた「再稼働前」は、鉄道車両の車輪を丁寧に描いた80号作品。「大きな賞をいただきうれしかった。シリンダーなど鉄の色や質感の表現に力を入れた」と長坂さん。鉄の色とホイールの鮮やかな赤色が目を引く。
 吉葉さんは宮城さんの勧めで、思い入れのあるイチゴを題材に描き続ける。特選に選ばれた「想」は、楽しく明るく生きたいとの思いをイチゴに託し、メリハリのある色彩で描いた。「びっくりして夢のよう。宮城先生に感謝しています」と喜びを語る。
 佐藤さんは昨年に続く特選。ヒマワリを題材にすることが多く、特選作品「夏が来て」でも扱った。開花し、枯れても種をぎっしりと詰まらせて次に引き継ぎ、再び夏に花を咲かせるヒマワリの姿を人生や家族になぞらえ、手作りのベンチや思い出の花瓶とともに力強く描いている。
 師の宮城さんは「同じ会から一度に3人も選ばれたのは快挙」と喜びをにじませ、「好きなことを続けることが大事」と語った。
【田中博子】

賞状を手にする佐藤さん、長坂さん、吉葉さん(左から)=豊橋市内で
賞状を手にする佐藤さん、長坂さん、吉葉さん(左から)=豊橋市内で
県議会議長賞に輝いた長坂さんの「再稼働前」
県議会議長賞に輝いた長坂さんの「再稼働前」

カテゴリー:社会・経済

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