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豊橋総合動植物公園のエランド 悲喜こもごも

寄り添うエランドの親子=のんほいパークで(提供)
寄り添うエランドの親子=のんほいパークで(提供)
元気だった頃のガラム(2020年5月、同)
元気だった頃のガラム(2020年5月、同)

赤ちゃん誕生も父ガラム病死

 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で今月9日、エランドの赤ちゃん1頭が誕生した。父ガラムと母ミルの子で雌。名前は人気投票で決めるという。エランドの出産は4年連続。
 アフリカ園にある放飼場でキリンなどと同居しており、エランドの親子も少しずつ慣らしていく。順調なら4月下旬の大型連休までにはお目見えできそうだ。
 一方この赤ちゃんの父ガラム(7歳)が12日死んだ。尿道の障害による尿毒症が直接の死因とみられる。飼育するエランドのうち雄はガラムだけだった。
 園によると、10日から食欲がなくなり吐くなどの症状がみられたため、投薬治療を試みたが回復しなかった。解剖検査でぼうこうの出口から尿管出血した跡などがあり、毒素が腸などほかの臓器にも広がったとみられる。
 ガラムは2015年3月23日に「富士サファリパーク」で生まれ、18年2月に繁殖を目的とした動物交換でのんほいパークへ来た。
 これで園内には9日に生まれた子を含む雌5頭のみとなり、3頭が出産可能。園では、ほかの飼育施設から雄の導入を検討しているという。
 エランドはウシ科の動物で中部、南部アフリカのサバンナに生息する。雌雄とも角があり、跳躍力は2㍍にもなる。
【加藤広宣】

赤ちゃん誕生も父ガラム病死

 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で今月9日、エランドの赤ちゃん1頭が誕生した。父ガラムと母ミルの子で雌。名前は人気投票で決めるという。エランドの出産は4年連続。
 アフリカ園にある放飼場でキリンなどと同居しており、エランドの親子も少しずつ慣らしていく。順調なら4月下旬の大型連休までにはお目見えできそうだ。
 一方この赤ちゃんの父ガラム(7歳)が12日死んだ。尿道の障害による尿毒症が直接の死因とみられる。飼育するエランドのうち雄はガラムだけだった。
 園によると、10日から食欲がなくなり吐くなどの症状がみられたため、投薬治療を試みたが回復しなかった。解剖検査でぼうこうの出口から尿管出血した跡などがあり、毒素が腸などほかの臓器にも広がったとみられる。
 ガラムは2015年3月23日に「富士サファリパーク」で生まれ、18年2月に繁殖を目的とした動物交換でのんほいパークへ来た。
 これで園内には9日に生まれた子を含む雌5頭のみとなり、3頭が出産可能。園では、ほかの飼育施設から雄の導入を検討しているという。
 エランドはウシ科の動物で中部、南部アフリカのサバンナに生息する。雌雄とも角があり、跳躍力は2㍍にもなる。
【加藤広宣】

寄り添うエランドの親子=のんほいパークで(提供)
寄り添うエランドの親子=のんほいパークで(提供)
元気だった頃のガラム(2020年5月、同)
元気だった頃のガラム(2020年5月、同)

カテゴリー:社会・経済

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