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鈴木浜松市長迎え豊橋で「吉田塾」例会

今後の三遠地域を語る鈴木市長=山本事務所で
今後の三遠地域を語る鈴木市長=山本事務所で

 若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長=山本明彦元副金融担当相)は22日夜、豊橋市西松山町の山本事務所で第145回例会を開いた。講師は浜松市の鈴木康友市長。4月30日で退任する。これまでの16年の市政を振り返り、今後の三遠地域の発展に必要なことなどを語った。
 鈴木市長は慶応大学法学部卒。松下政経塾に第1期生として入塾した。その後は企画会社経営、政治団体役員などを経て、2000年の衆院選で、静岡8区から民主党公認候補として立候補し初当選、衆議院議員を2期務めた。その後、07年浜松市長選挙に初当選した。 
 鈴木市長は「行動しながら考える」ことを大事にしていたという。「行政改革をやりたかったが、自民会派からの逆風がすごかった。考えても仕方ないと思い、毎晩さまざまな議員と酒を酌み交わした。すると『実は私も行政改革には賛成』という議員も次々に現れた」と語った。スズキ自動車会長の鈴木修氏やヤマハ社長の伊藤修二氏(いずれも当時)ら経済界の大物を委員に据えて諮問機関を設立。対立していた自民会派を巻き込み、職員数の適正化や外郭団体改革に着手した。19年には就任当初と比べ、市債が951億円減少するなどの成果が出た。
 また、NHK大河ドラマをはじめ積極的なロケ支援、ゆるキャラ「家康くん」のグランプリ受賞で「出世の街浜松」のイメージ作りに成功した。さらに、6年で300社以上の企業誘致、積極的なスタートアップ支援をするなど産業政策にも力を注いだ。三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)の会長も務める。
 持続可能な自治体経営のため、「県の枠にとらわれず、人口50万人程度の都市であれば独立できる」とし、「人口経済圏や文化圏を元に地域連携を進めるべきだ」だと語った。
 会場からは適切な自治体のサイズ感や道州制に関する質問が出た。
【北川壱暉】

 若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長=山本明彦元副金融担当相)は22日夜、豊橋市西松山町の山本事務所で第145回例会を開いた。講師は浜松市の鈴木康友市長。4月30日で退任する。これまでの16年の市政を振り返り、今後の三遠地域の発展に必要なことなどを語った。
 鈴木市長は慶応大学法学部卒。松下政経塾に第1期生として入塾した。その後は企画会社経営、政治団体役員などを経て、2000年の衆院選で、静岡8区から民主党公認候補として立候補し初当選、衆議院議員を2期務めた。その後、07年浜松市長選挙に初当選した。 
 鈴木市長は「行動しながら考える」ことを大事にしていたという。「行政改革をやりたかったが、自民会派からの逆風がすごかった。考えても仕方ないと思い、毎晩さまざまな議員と酒を酌み交わした。すると『実は私も行政改革には賛成』という議員も次々に現れた」と語った。スズキ自動車会長の鈴木修氏やヤマハ社長の伊藤修二氏(いずれも当時)ら経済界の大物を委員に据えて諮問機関を設立。対立していた自民会派を巻き込み、職員数の適正化や外郭団体改革に着手した。19年には就任当初と比べ、市債が951億円減少するなどの成果が出た。
 また、NHK大河ドラマをはじめ積極的なロケ支援、ゆるキャラ「家康くん」のグランプリ受賞で「出世の街浜松」のイメージ作りに成功した。さらに、6年で300社以上の企業誘致、積極的なスタートアップ支援をするなど産業政策にも力を注いだ。三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)の会長も務める。
 持続可能な自治体経営のため、「県の枠にとらわれず、人口50万人程度の都市であれば独立できる」とし、「人口経済圏や文化圏を元に地域連携を進めるべきだ」だと語った。
 会場からは適切な自治体のサイズ感や道州制に関する質問が出た。
【北川壱暉】

今後の三遠地域を語る鈴木市長=山本事務所で
今後の三遠地域を語る鈴木市長=山本事務所で

カテゴリー:社会・経済

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