田原で「洋らん展」始まる

　「豊橋蘭友会」主催の「第62回洋らん展」が３日、田原市の「サンテパルクたはら」で始まった。９日まで。東愛知新聞社など後援。
　園芸種や変種、原種などさまざまなランを計約４００展展示。品種改良な盛んな洋ランのさまざまな姿が楽しめる。
　会期中はラン以外の花の即売会や、最終日以外の午前11時から洋ランを育てるコツと植え替え、病気対策などについての教室もある。
　会員らが出品した作品の表彰もあり、県知事賞は川口敬司さんの「Ｃｙｒギガス」に決まった。全体が黄色味を帯びた背の高い雄大なランで、落ちた葉の根元に鋭いとげができるなど、特徴的で珍しい品種という。
　会長の松島孝晴さんは花の形や色、付き方、匂いなどを求めて改良していく園芸種や、突然変異で生まれる変種、地味だからこそ独特の味がある原種についてそれぞれ解説し「珍しいものほど人は欲しがる。心がくすぐられる」と楽しみを語った。
　その他の主な受賞者は以下の通り。（敬称略）
　豊橋市長賞＝原田聖一▽豊橋市議会議長賞＝伊藤芳輝▽田原市長賞＝池谷洋子▽田原市議会議長賞＝木村冴子▽豊川市長賞＝寺部翼▽東愛知新聞社賞＝渡邊治幸
【岸侑輝】