中村さん考案「マンボウⅢ」が東三河ビジネスプランコンで特別賞
豊橋市のベンチャー「UHOLABO」の中村孝典社長が考案した多機能定規「マンボウⅢ」が「第22回東三河ビジネスプランコンテスト」一般事業の部で特別賞を受賞した。ホワイトボードや黒板向けの板書用で、小学校教諭や塾の先生に向けて売り出している。
中村社長は以前に定規、分度器、コンパスなどを一体化させた「ベスト定規」を考案した。マンボウはそのバリエーションの一つ。
開発のきっかけは1年前、工科学校の教諭から「y=x2乗」の放物線をきれいに描きたいと相談を受けたこと。最初に生まれた「マンボウⅠ」を小中高の教諭に使ってもらい、改良を重ねた。最終的に定規、分度器、コンパスの機能を持ち、コンパクトで使いやすいⅢが生まれた。
ネーミングの元となる新型コロナウイルスの「まん延防止」や開発の経緯を振り返り、中村社長はアナログの大切さを説く。「先生だけでなく、子どもたちが黒板に書く時にも使いやすい。皆の前できれいに図形を描くことは、数学的な成功体験の第一歩。今はタブレットで誰でもきれいな図形を表示できるが、手書きの作図で得られる実感には大きな価値がある」と語った。
半径30㌢の円が描け、A4サイズのファイルケースに入るS(7480円)のほか、5㌢刻みでM(8580円)、L(9680円)、LL(1万780円)と4サイズある。すべて税込み。文房具製造販売「ドラパス」(東京都)を通じて全国の文房具屋や教材業者で取り扱っている。
問い合わせは「UHOLABO」(070・8313・7110)へ。
【岸侑輝】
豊橋市のベンチャー「UHOLABO」の中村孝典社長が考案した多機能定規「マンボウⅢ」が「第22回東三河ビジネスプランコンテスト」一般事業の部で特別賞を受賞した。ホワイトボードや黒板向けの板書用で、小学校教諭や塾の先生に向けて売り出している。
中村社長は以前に定規、分度器、コンパスなどを一体化させた「ベスト定規」を考案した。マンボウはそのバリエーションの一つ。
開発のきっかけは1年前、工科学校の教諭から「y=x2乗」の放物線をきれいに描きたいと相談を受けたこと。最初に生まれた「マンボウⅠ」を小中高の教諭に使ってもらい、改良を重ねた。最終的に定規、分度器、コンパスの機能を持ち、コンパクトで使いやすいⅢが生まれた。
ネーミングの元となる新型コロナウイルスの「まん延防止」や開発の経緯を振り返り、中村社長はアナログの大切さを説く。「先生だけでなく、子どもたちが黒板に書く時にも使いやすい。皆の前できれいに図形を描くことは、数学的な成功体験の第一歩。今はタブレットで誰でもきれいな図形を表示できるが、手書きの作図で得られる実感には大きな価値がある」と語った。
半径30㌢の円が描け、A4サイズのファイルケースに入るS(7480円)のほか、5㌢刻みでM(8580円)、L(9680円)、LL(1万780円)と4サイズある。すべて税込み。文房具製造販売「ドラパス」(東京都)を通じて全国の文房具屋や教材業者で取り扱っている。
問い合わせは「UHOLABO」(070・8313・7110)へ。
【岸侑輝】