豊橋「のんほいパーク」、来園者113万人で過去最多

　豊橋市は７日、豊橋総合動植物公園（のんほいパーク）の昨年度の入園者数が過去最多の１１３万人超だったと発表した。人気企画「ポケモン化石博物館」や集客シーズンの天候に恵まれたことが要因で、１００万人超えは１９９２年の開園以来初めて。園は、今後も展示内容の充実や駐車場拡張などでさらなる誘客を目指すという。
　集客増に貢献した「ポケモン化石博物館」は園内の自然史博物館で、７月16日から約４カ月開かれた。期間中は13万９０００人が入場した。企画展では関東や関西をはじめ、広域から誘客にも成功した。
　年間でもっとも集客が見込めるゴールデンウイークは前年比７万人増の11万４０００人を記録した。夏恒例の夜間営業「ナイトＺＯＯ」には約２カ月間で10万６０００人が訪れた。いずれも土日曜の天候に恵まれたことが増員につながったとみている。
　今年度は夜行性動物館のサーバル舎で繁殖を視野にペアリングを試みる。展示施設の新築も計画している。「ゾウが見える丘」に休憩所を整備するなど展示内容の充実を図る。さらに駐車場も３００台分拡張し、来園者が増えた場合に対応するという。
　一昨年度は新型コロナウイルス禍で大都市圏の動物園が入園者数を減らす中、のんほいパークは約96万人で初の全国４位を記録した。川島正輝公園長は「長年の目標だった１００万人の大台を超えたうえ、夢のような数字になった」と喜んだ。
【加藤広宣】