統一地方選後半戦スタート

田原市長選　現職と新人の一騎打ち

　統一地方選後半戦の市長、市議選が16日告示された。任期満了に伴う田原市長選は、届け出順に現職で３期目を目指す山下政良氏（74）と、新人で元市議会議長の大竹正章氏（53）の無所属２人が立候補した。
　２人は選挙事務所での出発式で支持者を前に第一声を上げ、選挙カーに乗り込んだ。
　23日に投開票される。15日現在の選挙人名簿登録者数は４万９１９６人（男２万５２１３人、女２万３９８３人）。
【岸侑輝】

■山下氏
　１にも２にも渥美半島道路の実現。これをやらないとどんどん遅れてしまう。構想路線を計画路線に引き上げなければ予算が付かず、塩漬けの可能性もある。浜松湖西豊橋道路が決まった。これを伊良湖岬の先端までお願いしますと、それが私たちの要望。田原公共ふ頭の耐震強化岸壁と水深10㍍化も間もなく実現する。保育園、子ども園の無償化から始まり、高齢者住宅を中心とした高齢者福祉をこれからもやっていきたい。障害者の方も助けなければいけない。元気にするというのはお金だけではない。まだ完璧ではない。今の子ども、若者が夢を持てるような事業をこれからどんどんやっていく。皆さん方のご支援をお願いしたい。


■大竹氏
　このやり方で良いのか。渥美半島道路ができるのはすごく良いことだ。しかしいつできるのか。浜松湖西豊橋道路が開通した後でないとできないだろう。人によっては50年たってもできないという人もいる。市民の生活、防災対策、学校教育や子育て。あらゆる課題がある。渥美半島の人口減少は進んでいる。１年間で生まれてくる子が３００人ちょっと。６年後は小中学校で２割の児童が減る。なんとか歯止めを掛けたい。この地域に住む人の満足度を高めることが大事だと思っている。大きく変えるわけではないが、確実に良い方向に変えることは約束する。皆さんと一緒にこの地域を変えて、10年後、20年後の田原市を明るいものにしましょう。

3市議選　豊橋は定数36に48人が立候補
　３市議選は定数計86に対し、１０７人が立候補した。前回より10人増えた。
　豊橋市は定数36に対し現職29人、元職１人、新人18人の計48人。
　豊川市は定数30に対し現職25人、元職１人、新人10人の計36人。
　蒲郡市は定数20に対し現職14人、元職１人、新人８人の計23人。