蒲郡市立図書館に国会図書館長から11年連続の礼状

　蒲郡市立図書館は、レファレンス協同データベース事業に貢献したとして国立国会図書館長から11年連続の礼状と、３年連続のトリプル評価を受けた。
　国会図書館が全国の図書館と共同構築した調べものに特化したデータベース事業。市立図書館は２０１２年から多くの書籍の登録を始めた。今回は、13年に登録した「野球の完全試合とノーヒットノーランの違いを知りたい」で紹介した本が、アクセス数を多く稼いだことが評価された。
　同時に、全国数カ所の図書館にしか認められない「トリプル評価」に選ばれた。窓口で対応した多くの事例を登録したこと▽多くのアクセスを集めたこと▽調べ方マニュアルの登録累積数－の３項目。市立図書館は、日頃から利用者の質問をデータベースに登録するなどしている。
　図書館の三浦佳稲さんは「地域の大切な記録として、また市全体の財産になるよう、これからもデータベースに本や質問を登録していきます」と話した。
【林大二朗】