豊川・砥鹿神社例大祭で流鏑馬試乗式

　豊川市一宮町の「砥鹿神社」で３日、例大祭が始まった。通常開催は４年ぶりで、大勢の市民らでにぎわった。５日まで。
　神社で最も大きな祭礼で、国家安泰などを祈念する。３日は献花祭、宵宮祭、流鏑馬（やぶさめ）の試乗式などがあった。また駐車場には多くの露店が出て、来場者は食べ歩きなどを満喫した。植木市も開かれた。
　参道沿いでは華道家元池坊豊橋支部による「ミニ花展」が開かれている。ショウブ、アジサイなどの季節を先取りした花々を生けて、美しい空間を作り出した。５日までの毎朝、花を新しくする。献花祭では、青竹にショウブを生けて奉納した。
　流鏑馬の試乗式では、12頭の馬が勇壮に駆け抜けた。地元の小中高生が騎乗し、疾走する馬上で手を広げて布引をたなびかせた。約２００㍍の特設馬場を３往復した。
　訪れた親子連れらは「にぎやかな例大祭が戻ってきてうれしい。楽しみます」と話した。４日は流鏑馬の本番、神幸祭、５日は稚児行列、弓道大会、剣道大会などがある。
【竹下貴信】