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三河市民オペラ制作委のセミナーが最終回

舞台模型を前に解説する村田さん=アイプラザ豊橋で
舞台模型を前に解説する村田さん=アイプラザ豊橋で
フランス貴族社会を象徴する柱のセット
フランス貴族社会を象徴する柱のセット
舞台装置などを操作するための引き綱が並ぶ下手袖
舞台装置などを操作するための引き綱が並ぶ下手袖

 三河市民オペラ制作委員会は3日夕、豊橋市草間町の「アイプラザ豊橋」で第7回オペラセミナーを開いた。6~7日に公演が迫る「アンドレア・シェニエ」の舞台裏を探検した。
 番外編を含めて全8回あったセミナーの最終回。参加者は20人限定とした。舞台監督の村田健輔さんが講師を務めた。
 舞台に向かって右手側の上手袖から舞台裏に入った。所狭しと置かれた道具類について村田さんの「劇中で使われるほとんどの道具がここにある」と説明した。
 続いて舞台へ移動した。出演者側から見ると、客席が最前列から最後列までせり上がるようにして一面に広がっていた。フランス貴族社会を象徴する大きな柱が立ち並ぶ様子は劇の重要な舞台装置となる。出演者や道具の位置を示すために床に貼られた小さなテープに、感嘆の声が上がった。
 最後に舞台に向かって左側の下手袖へ。舞台装置や幕、照明器具などを取り付けたつるしパイプ(バトン)を操作するための引き綱と、バランスを取るための重りが並んでいる。現在は電動になっているものが多く、アイプラザ豊橋のように手動は珍しいという。床から天井まで続く大がかりで貴重な装置だ。
 ツアー終了後、村田さんは舞台裏を「散らかっているように見えるが、常に同じ場所に同じものが置いてある」と解説した。そして事故なく劇を成功させるためには舞台袖のスタンバイが重要だと語った。「これを見て、舞台袖に興味を持ってくれる人が増えたらうれしい」と笑顔を見せた。
 アンドレア・シェニエはウンベルト・ジョルダーノが作曲し、1896年の初演。18世紀、革命前後のフランスを舞台に、詩人アンドレ・シェニエと恋人マッダレーナの愛を描く。
 公演は6日と7日でキャストを変えて開かれる。
【岸侑輝】

 三河市民オペラ制作委員会は3日夕、豊橋市草間町の「アイプラザ豊橋」で第7回オペラセミナーを開いた。6~7日に公演が迫る「アンドレア・シェニエ」の舞台裏を探検した。
 番外編を含めて全8回あったセミナーの最終回。参加者は20人限定とした。舞台監督の村田健輔さんが講師を務めた。
 舞台に向かって右手側の上手袖から舞台裏に入った。所狭しと置かれた道具類について村田さんの「劇中で使われるほとんどの道具がここにある」と説明した。
 続いて舞台へ移動した。出演者側から見ると、客席が最前列から最後列までせり上がるようにして一面に広がっていた。フランス貴族社会を象徴する大きな柱が立ち並ぶ様子は劇の重要な舞台装置となる。出演者や道具の位置を示すために床に貼られた小さなテープに、感嘆の声が上がった。
 最後に舞台に向かって左側の下手袖へ。舞台装置や幕、照明器具などを取り付けたつるしパイプ(バトン)を操作するための引き綱と、バランスを取るための重りが並んでいる。現在は電動になっているものが多く、アイプラザ豊橋のように手動は珍しいという。床から天井まで続く大がかりで貴重な装置だ。
 ツアー終了後、村田さんは舞台裏を「散らかっているように見えるが、常に同じ場所に同じものが置いてある」と解説した。そして事故なく劇を成功させるためには舞台袖のスタンバイが重要だと語った。「これを見て、舞台袖に興味を持ってくれる人が増えたらうれしい」と笑顔を見せた。
 アンドレア・シェニエはウンベルト・ジョルダーノが作曲し、1896年の初演。18世紀、革命前後のフランスを舞台に、詩人アンドレ・シェニエと恋人マッダレーナの愛を描く。
 公演は6日と7日でキャストを変えて開かれる。
【岸侑輝】

舞台模型を前に解説する村田さん=アイプラザ豊橋で
舞台模型を前に解説する村田さん=アイプラザ豊橋で
フランス貴族社会を象徴する柱のセット
フランス貴族社会を象徴する柱のセット
舞台装置などを操作するための引き綱が並ぶ下手袖
舞台装置などを操作するための引き綱が並ぶ下手袖

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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