蒲郡形原中が地元の名所巡る学習開始

　蒲郡市立形原中学校の１年生１１９人が16日、地域の名所を巡る学習「形原ウオークラリー」に参加した。
　「ふるさとを愛し、知・徳・体の調和のとれた生徒を育てる」を教育目標に掲げる同校は、地域の歴史や文化、産業などを学んでいる。これまでに、地域に伝わる楽器や菓子作りの体験をしてきた。
　この日、生徒は５～６人の班に分かれ、形原地区にある繊維会社のロープ工場や菓子店、春日浦海岸など12カ所の名所を巡った。学習を楽しんでもらおうと各場所にはクイズなどを出した。
　目的地の一つに指定された形原漁港にある鮮魚市場「味のヤマスイ」では、職場体験中の２年生が市特産で深海魚「メヒカリ」の特徴を説明した後、出来たての空揚げを提供した。１年生は喜んで試食した。
　参加した星野彰宏さんは「形原のいろいろな風景が見られて楽しかった」と笑顔で話した。
【林大二朗】