豊橋で東三河外食産業展

　「第30回　東三河外食産業展示会２０２３」が17日、豊橋市神野新田町の「シーパレスリゾート」で開幕した。18日まで。東三河外食産業振興会主催、東愛知新聞社など後援。約１００社の外食産業関係企業などが出展し、商品の紹介や商談、交流を通じて食文化のさらなる発展を目指す。今回はキッチンカーが初出店した。
　開場まもなく関係者のほか多くの一般客が詰めかけ、各ブースに人だかりができた。「ワルツ」「丸八製菓」「平松食品」といった地元企業だけでなく、「キユーピー」「キリンビール」「ハインツ」など全国的に有名な大手も参加し、自社の主力商品などをＰＲした。
　丸八製菓はブースで「わらび餅」を作り、できたてを提供した。ワルツは有機栽培コーヒーへの取り組みを紹介し、ハンドドリップを実演した。長野県に本社を置く「宮下製氷冷蔵」は天然水のかき氷で自社商品の品質の高さをアピール。人工甘味料などを使わない「生シロップ」と一緒に並べた。
　豊橋調理専門学校は３種のミニ丼を販売。そのうち一つは、豊橋出身のジャーナリスト村井弦斎が考案した「豆カレー」を現代風に再現した。３種の豆が使われた奥深い味わいが特徴だ。
　屋外には東三河などで営業するキッチンカー約10店が並んだ。「バンブージョッキー」「ジェラートサンタ」「ナカタノサカナ」など人気どころが、レギュラーメニューのほか展示会出展企業とコラボレーションした料理を販売した。抽選会や献血キャンペーンもあった。
　18日は午前10時～午後４時。入場には招待券が必要。
【夏目敬介】