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豊橋聾学校で防災講座

浸水の疑似体験をする生徒=豊橋聾学校で
浸水の疑似体験をする生徒=豊橋聾学校で

 中部地域づくり協会地域づくり技術研究所は26日、豊橋市草間町の県立豊橋聾学校で防災講座を開いた。「自分の命は自分で守る」意識を高めるため、VR(仮想現実)による浸水疑似体験や防災クイズなどを実施した。同校では初めて。中学部と高校部の生徒22人が受講した。
 近年、全国で大規模な水害が発生し、逃げ遅れにより命を落とす人が多い。2014年8月の台風11号では、全国で6人の死者を出した。豊川市でも、建物1棟が損壊するなどの被害が出た。こうした現状を踏まえ、水害が発生した際に適切な行動がとれるよう、同研究所は「浸水体感VR」を制作した。
 生徒は、大雨による河川の氾濫を想定した「シナリオモード」を体験した。自宅から逃げる方法として、徒歩や車など五つの方法から選択し、避難行動を疑似体験する。氾濫した水が押し寄せるシーンでは「怖い」と声を出す生徒もいた。
 永井里彩さん(17)は「徒歩で逃げる選択をしたら、浸水に巻き込まれ、溺れてしまった。緊急メールが来たら、迷わず避難所に向かいたい」と話した。
【北川壱暉】

 中部地域づくり協会地域づくり技術研究所は26日、豊橋市草間町の県立豊橋聾学校で防災講座を開いた。「自分の命は自分で守る」意識を高めるため、VR(仮想現実)による浸水疑似体験や防災クイズなどを実施した。同校では初めて。中学部と高校部の生徒22人が受講した。
 近年、全国で大規模な水害が発生し、逃げ遅れにより命を落とす人が多い。2014年8月の台風11号では、全国で6人の死者を出した。豊川市でも、建物1棟が損壊するなどの被害が出た。こうした現状を踏まえ、水害が発生した際に適切な行動がとれるよう、同研究所は「浸水体感VR」を制作した。
 生徒は、大雨による河川の氾濫を想定した「シナリオモード」を体験した。自宅から逃げる方法として、徒歩や車など五つの方法から選択し、避難行動を疑似体験する。氾濫した水が押し寄せるシーンでは「怖い」と声を出す生徒もいた。
 永井里彩さん(17)は「徒歩で逃げる選択をしたら、浸水に巻き込まれ、溺れてしまった。緊急メールが来たら、迷わず避難所に向かいたい」と話した。
【北川壱暉】

浸水の疑似体験をする生徒=豊橋聾学校で
浸水の疑似体験をする生徒=豊橋聾学校で

カテゴリー:社会・経済

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