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軽トラ市で「田口新城線」利用促進呼び掛け

利用促進策を述べる土屋町長㊨ら=新城市の軽トラ市会場で
利用促進策を述べる土屋町長㊨ら=新城市の軽トラ市会場で
「エイエイオー」と気勢を上げる参加者
「エイエイオー」と気勢を上げる参加者

 新城市と設楽町を結ぶ豊鉄バス「田口新城線」の利用促進イベントが28日、市内の軽トラ市会場であった。
 田口新城線は設楽町田口と新城市民病院を結び、平日は1日9往復。国の補助金が受けられる基準値は1日あたり15人で、2年連続で下回ると出なくなる。2022年度(21年10月~22年9月)の数値は12・4人と、これを下回った。それ以前はなんとか15人を超えていた。
 軽トラ市会場で「どうする田口新城線」と題した座談会があった。両市町の地域公共交通会議に参加する名古屋大学大学院環境学研究科の加藤博和教授が「危機的な状況だ。今から対策しないとコミュニティーバスの存続問題にもなる」と説明した。
 下江洋行市長は路線バスと一部重複している「四谷千枚田新城線」を廃止し、代替のデマンド路線を運行し田口新城線利用に一本化させる計画を示した。またNHK大河ドラマ「どうする家康」に合わせ、「市内ゆかりの地をバスで巡る仕組みづくりをする」と述べた。
 土屋浩町長は豊鉄バスと連携し、1日フリー切符の導入や設楽ダム工事現場見学ツアーの開催のほか、「新城市など町外から通う職員にはバス通勤を呼び掛けている」と報告した。
 豊鉄バスの小笠原敏彦社長は「乗客を増やすために乗りやすい運賃が必要と思う」と運賃値下げの検討も示したほか、運転手のなり手不足の課題も説明した。
 座談会後は参加者が路線存続のために気勢を上げた。
【安藤聡】

 新城市と設楽町を結ぶ豊鉄バス「田口新城線」の利用促進イベントが28日、市内の軽トラ市会場であった。
 田口新城線は設楽町田口と新城市民病院を結び、平日は1日9往復。国の補助金が受けられる基準値は1日あたり15人で、2年連続で下回ると出なくなる。2022年度(21年10月~22年9月)の数値は12・4人と、これを下回った。それ以前はなんとか15人を超えていた。
 軽トラ市会場で「どうする田口新城線」と題した座談会があった。両市町の地域公共交通会議に参加する名古屋大学大学院環境学研究科の加藤博和教授が「危機的な状況だ。今から対策しないとコミュニティーバスの存続問題にもなる」と説明した。
 下江洋行市長は路線バスと一部重複している「四谷千枚田新城線」を廃止し、代替のデマンド路線を運行し田口新城線利用に一本化させる計画を示した。またNHK大河ドラマ「どうする家康」に合わせ、「市内ゆかりの地をバスで巡る仕組みづくりをする」と述べた。
 土屋浩町長は豊鉄バスと連携し、1日フリー切符の導入や設楽ダム工事現場見学ツアーの開催のほか、「新城市など町外から通う職員にはバス通勤を呼び掛けている」と報告した。
 豊鉄バスの小笠原敏彦社長は「乗客を増やすために乗りやすい運賃が必要と思う」と運賃値下げの検討も示したほか、運転手のなり手不足の課題も説明した。
 座談会後は参加者が路線存続のために気勢を上げた。
【安藤聡】

利用促進策を述べる土屋町長㊨ら=新城市の軽トラ市会場で
利用促進策を述べる土屋町長㊨ら=新城市の軽トラ市会場で
「エイエイオー」と気勢を上げる参加者
「エイエイオー」と気勢を上げる参加者

カテゴリー:社会・経済

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