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捕獲後、河川に放すと罰則 アメリカザリガニとミドリガメ

6月以降、捕まえてから放すと罰則があるアメリカザリガニ(提供)
6月以降、捕まえてから放すと罰則があるアメリカザリガニ(提供)

6月から改正法施行、小学生に注意呼び掛け

 外来生物法の一部改正に伴い、6月からアメリカザリガニとアカミミガメ(ミドリガメ)が「条件付特定外来生物」に指定される。捕獲した個体を再び河川などに放すと罰せられる。アメリカザリガニは小学校の教室で飼育する機会も多く、教育委員会は学校を通じて注意を呼び掛けている。
 法改正で、捕獲した個体を河川や池などに再び放すと、3年以下の懲役か300万円以下の罰金などの罰則。法人などは罰金も1億円以下と跳ね上がる。
 豊橋市によると、アメリカザリガニは在来種のニホンザリガニを駆逐してしまうほど捕食能力が高いという。アカミミガメは公園などの池に生息する観賞用のハスを食べてしまうなどの実害もある。
 一方、これらの個体は手づかみや釣りなどで簡単に捕えられる。市教育委員会によると、小学校低学年で習う「生活科」の授業で、観察用にアメリカザリガニを教室で飼う学校もある。
 新年度から市内の小中学校を通じ、法改正と罰則強化に対する注意を促した。学校教育課は「子どもでも簡単にとれてしまう。個体が死ぬまで責任持って育てる重要性も伝えたい」と説明する。
 市環境保全課は「池や河川で遊ぶ夏休みなどに捕獲する機会も増えると思う。子どもに限らず捕まえたら最後まで育てる覚悟が必要」と注意を呼び掛ける。
【加藤広宣】

6月から改正法施行、小学生に注意呼び掛け

 外来生物法の一部改正に伴い、6月からアメリカザリガニとアカミミガメ(ミドリガメ)が「条件付特定外来生物」に指定される。捕獲した個体を再び河川などに放すと罰せられる。アメリカザリガニは小学校の教室で飼育する機会も多く、教育委員会は学校を通じて注意を呼び掛けている。
 法改正で、捕獲した個体を河川や池などに再び放すと、3年以下の懲役か300万円以下の罰金などの罰則。法人などは罰金も1億円以下と跳ね上がる。
 豊橋市によると、アメリカザリガニは在来種のニホンザリガニを駆逐してしまうほど捕食能力が高いという。アカミミガメは公園などの池に生息する観賞用のハスを食べてしまうなどの実害もある。
 一方、これらの個体は手づかみや釣りなどで簡単に捕えられる。市教育委員会によると、小学校低学年で習う「生活科」の授業で、観察用にアメリカザリガニを教室で飼う学校もある。
 新年度から市内の小中学校を通じ、法改正と罰則強化に対する注意を促した。学校教育課は「子どもでも簡単にとれてしまう。個体が死ぬまで責任持って育てる重要性も伝えたい」と説明する。
 市環境保全課は「池や河川で遊ぶ夏休みなどに捕獲する機会も増えると思う。子どもに限らず捕まえたら最後まで育てる覚悟が必要」と注意を呼び掛ける。
【加藤広宣】

6月以降、捕まえてから放すと罰則があるアメリカザリガニ(提供)
6月以降、捕まえてから放すと罰則があるアメリカザリガニ(提供)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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