豊橋などで8月10日から世界少年野球大会

　世界少年野球大会が８月に豊橋市などで開かれることになった。２０１９年の福島大会が最後で、新型コロナウイルス禍で休止していた。世界８カ国から13チームが出場する。
　主催は日本少年野球連盟、主管は日本少年野球連盟中日本ブロック。冠協賛は蒲郡信用金庫となっている。
　開会式は８月10日に豊橋市民球場で。同球場で13日に閉会式がある。
　出場は日本から「Ｅａｓｔ」「Ｃｅｎｔｒａｌ」「Ｗｅｓｔ」の３チーム。米国は４チームで、ほかに韓国、中国、メキシコ、イタリア、シンガポール、パキスタンが各１チーム。日本少年野球連盟の惣田敏和会長（豊橋市西幸町）によると、過去には出場していたロシアやドイツチームが戦争の関係で来日できなくなった。
　チームは３ブロックに分かれてリーグ戦。ブロック１位とワイルドカード１チームが準決勝、決勝を戦う。豊橋市民球場を主会場に、豊橋球場、岡崎市民球場、田原市の滝頭公園野球場、湖西運動公園野球場で。決勝は豊橋市民球場で、３位決定戦は豊橋球場で。全試合をＹｏｕ　Ｔｕｂｅで配信する予定。
　試合の他に11日夜は選手やその家族らを豊橋球場に招き、ウエルカムパーティーを開く。和太鼓演奏や手筒花火などを披露する。「ホテルアソシア豊橋」「ロワジールホテル豊橋」などに分宿する。米国のあるチームは25人の選手に加え、80人の家族らが帯同するという。
　惣田会長によると、今回もトライアルを経て代表選手が決まる。「日本が優勝した今回のワールドベースボールクラシック（ＷＢＣ）にはボーイズ出身が７人いた。そして野球というスポーツの魅力を改めて広めてくれた。世界少年野球大会でもその空気を持ち込み、これまで興味のなかった人もファンに取り込みたい」と期待している。
【山田一晶】