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「新洋画会展」で1位2位を独占

内閣総理大臣賞「臥竜幻光」と早川さん(提供)
内閣総理大臣賞「臥竜幻光」と早川さん(提供)
文部科学大臣賞「ひまわり」と金子さん(同)
文部科学大臣賞「ひまわり」と金子さん(同)

東海支部の早川さん、金子さん

 美術団体「新洋画会」の「第45回記念新洋画会展」が5月19~27日に東京都美術館で開かれ、東海支部から出品した早川洋介支部長(豊橋市)の「臥竜幻光」が最高の内閣総理大臣賞に、金子通世さん(同)の「ひまわり」がそれに次ぐ文部科学大臣賞に輝いた。会期後、2人は東愛知新聞社に報告に訪れた。
 新洋画会は1978年創立。純粋に芸術を愛し、創造の自由や作家の独自性を尊重する公募美術団体だ。東海支部には豊橋や浜松の作家が所属。毎年5月に東京で開く「新洋画会展(本展)」や支部展で研さんの成果を披露する。今回、本展には5人が出品。約200点の中から各賞が選ばれた。20年の支部の歴史で1位、2位の独占は初。
 洋画家として制作と指導に携わる早川支部長は2013年から支部員として活動。入賞を重ねての受賞となった。「臥竜幻光」はF80号の油彩画。ライトアップされた京都・高台寺を幻想的に描いた。阿弥陀経の「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」を念頭に個々の輝きを大切に描き、世界平和を願う作品となっている。「少しずつ実感が湧いている」と喜びを語る。
 リボン刺しゅう・リメーク作家の金子さんも13年から支部で活動。「ひまわり」は縦150㌢、横100㌢のタペストリー。大切な家族の命日やウクライナへの思い、未来への希望などを込め、特別な花「ひまわり」を麻の着物や蚊帳を使い、300個のボタンを縫い付け再現した。「絵ではなく刺しゅうという工芸が評価されたことがうれしい」と金子さん。 
 「豊橋市美術博物館の工事後にお披露目の機会を持ちたい」と2人。7月には市内の「ギャラリー【S】」で東海支部展「特別チャリティー展」を開く。
【田中博子】

東海支部の早川さん、金子さん

 美術団体「新洋画会」の「第45回記念新洋画会展」が5月19~27日に東京都美術館で開かれ、東海支部から出品した早川洋介支部長(豊橋市)の「臥竜幻光」が最高の内閣総理大臣賞に、金子通世さん(同)の「ひまわり」がそれに次ぐ文部科学大臣賞に輝いた。会期後、2人は東愛知新聞社に報告に訪れた。
 新洋画会は1978年創立。純粋に芸術を愛し、創造の自由や作家の独自性を尊重する公募美術団体だ。東海支部には豊橋や浜松の作家が所属。毎年5月に東京で開く「新洋画会展(本展)」や支部展で研さんの成果を披露する。今回、本展には5人が出品。約200点の中から各賞が選ばれた。20年の支部の歴史で1位、2位の独占は初。
 洋画家として制作と指導に携わる早川支部長は2013年から支部員として活動。入賞を重ねての受賞となった。「臥竜幻光」はF80号の油彩画。ライトアップされた京都・高台寺を幻想的に描いた。阿弥陀経の「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」を念頭に個々の輝きを大切に描き、世界平和を願う作品となっている。「少しずつ実感が湧いている」と喜びを語る。
 リボン刺しゅう・リメーク作家の金子さんも13年から支部で活動。「ひまわり」は縦150㌢、横100㌢のタペストリー。大切な家族の命日やウクライナへの思い、未来への希望などを込め、特別な花「ひまわり」を麻の着物や蚊帳を使い、300個のボタンを縫い付け再現した。「絵ではなく刺しゅうという工芸が評価されたことがうれしい」と金子さん。 
 「豊橋市美術博物館の工事後にお披露目の機会を持ちたい」と2人。7月には市内の「ギャラリー【S】」で東海支部展「特別チャリティー展」を開く。
【田中博子】

内閣総理大臣賞「臥竜幻光」と早川さん(提供)
内閣総理大臣賞「臥竜幻光」と早川さん(提供)
文部科学大臣賞「ひまわり」と金子さん(同)
文部科学大臣賞「ひまわり」と金子さん(同)

カテゴリー:社会・経済

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