東三河懇話会で大村知事講演

　東三河の持続的な発展を目指す「東三河懇話会」は12日、豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で総会を開いた。記念講演で、大村秀章知事が「日本一元気な愛知をつくる」を演題に県の取り組みについて語った。
　大村知事は、名豊道路、浜松湖西豊橋道路、三遠南信自動車道などの道路網をはじめ三河港、豊川用水などの整備、県立高校でのプロジェクト、東三河スタートアップ推進協議会との連携などについて説明した。「名豊道路は２０２４年度中に全線開通、三遠南信道は25年度中に東栄－鳳来峡が開通して利便性が向上する。時習館高校で26年の中高一貫教育制度導入に向け、来年度から校舎と体育館の建設が始まる」と述べた。
　26年に開かれるアジア大会は、東三河では自転車競技（新城市）、セーリング（蒲郡市）、テコンドー（豊橋市）、サーフィン（田原市）がある。また２日の大雨被害にも触れ、「農業関連の被害が大きく、しっかりと対応していく」と約束した。
　県全体の取り組みとしては、ジブリパークの「魔女の谷」と「もののけの里」が今年度中にオープンする。24年度にスタートアップ支援の「ステーションＡｉ」開設、25年度に「県新体育館（愛知国際アリーナ）」オープンなどが控えている。
【竹下貴信】