豊橋中央幼稚園児が松屋時計店を見学

　６月10日の「時の記念日」にちなみ、豊橋市札木町の「松屋時計店」で14日、近くの豊橋中央幼稚園の年長児57人による「時計屋見学」があった。
　園は日頃から時計の話や時間を守ることの大切さ、規則的な生活リズムなど「時」に関する指導をしている。見学は店の厚意で半世紀も続く。新型コロナウイルス禍で中断しており、４年ぶりに開いた。
　講師を務めたのは石田順一社長の長女で卒園生の智子さん。園児に、ウルトラマンやドラえもん、ピカチュウなどのキャラクター時計や掛け時計、腕時計、学校用の巨大時計などを順に見せて説明した。園児はキャラクターの声が出る目覚まし時計に喜んだほか、美しいメロディーとともに光ったり文字盤が回ったりする仕掛け時計などに目を輝かせていた。
　「久しぶりに見学してもらえて楽しかった。今後もできる限り続けていきたい」と智子さん。「店に出かけて品物を見る楽しさ、店の人とやり取りしながら買い物する良さなども記憶に残してもらいたい」と話す。子どもたちは園に帰り、見学の思い出をスケッチ帳に描いたという。
【田中博子】