東栄で「ぽたび」を楽しんで

地域おこし協力隊に就任した山下さん

　東栄町の地域おこし協力隊に、中部大学４年の山下開世さん（22）が就任した。来春に就職するため１年限定だが、地域のために張り切っている。
　山下さんが担当するのは、電動アシスト自転車に乗って町内を巡る「ポタリング旅」のガイドツアー。「ぽたび」と名付けてツアーを展開しており、先輩の協力隊員と一緒に担当する。
　もともと自転車が好きで、大学１年の時は日本全国を１周した。名古屋市で生まれ育ち、同町と縁はなかったが、ありのままの自然や美しい星空を楽しむ「ビューティーツーリズム」に興味を持って訪ねることに。その縁で協力隊員になった。
　ぽたびの魅力を、スピード感があり景色が流れるように見える▽車では入りにくい路地に入って町の魅力を感じされる▽地域住民と会話もできる－などを挙げる。
　ぽたびには、まちなかグルメ（６０００円、５時間）、山の営み（４５００円、３時間）、里山暮らし（３５００円、２時間半）のコースがある。
　山下さんは「多くの人が東栄町を訪ね、ぽたびを楽しんでもらい、町の魅力に触れてもらえるように頑張ります」と張り切っている。問い合わせは東栄町観光まちづくり協会（０５３６・76・１７８０）へ。
【竹下貴信】