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既存棟西側に蒲郡市民病院新棟整備へ

新棟のイメージ図(提供)
新棟のイメージ図(提供)
蒲郡市民病院=蒲郡市平田町で
蒲郡市民病院=蒲郡市平田町で

26年度夏完成を目指す

 蒲郡市民病院は、新棟などの整備事業の基本設計を策定した。平田町の既存棟西側用地に建設予定で2026年度夏頃の完成を目指す。
 病院は築25年以上が経過し、医師数の増加で既存棟の医局や研修スペースが手狭になっている。医療機器の高度化や増設、スペースの拡張が必要な部門が多くなるなど、さまざま問題が生じている。
 「市民の健康、生命を守っていくこと」「市民が安心して医療を受けられること」を将来にわたって確実に進めるため、議論してきた。現在の病床数を確保しつつ、災害と感染症対策の体制強化や高度な医療の提供、地域の医療課題に対応するため、新棟建設と既存棟の改修を併せて病院機能の強化を図ることにした。
 基本設計によると、新棟は鉄骨6階建て延べ約8850平方㍍、建築面積は約2500平方㍍。周辺のミカン畑や住宅地との調和▽環境配慮の取り組みを地域に発信▽環境に合わせた変化▽医療企業や大学、行政機能など新たな連携創出-がコンセプト。
 1~2階は既存病院本棟と接続する。血管にカテーテルを挿入し、造影剤を血管に入れる検査「血管造影」の新規導入などで医療機能を強化する。非常事対応の想定として災害発生時と感染症対策時に分けて対応を検討している。
 市は現在、県の災害拠点病院を目指してることから、拠点病院として機能を発揮するため、高い耐震性を備えた施設にする。
 26年度の完成に向けて、市民病院は今年8月に施工業者を公募型プロポーザルで募集し、年内中に業者を選ぶ。建設費は61億円で24年度の着工を予定している。
【林大二朗】

26年度夏完成を目指す

 蒲郡市民病院は、新棟などの整備事業の基本設計を策定した。平田町の既存棟西側用地に建設予定で2026年度夏頃の完成を目指す。
 病院は築25年以上が経過し、医師数の増加で既存棟の医局や研修スペースが手狭になっている。医療機器の高度化や増設、スペースの拡張が必要な部門が多くなるなど、さまざま問題が生じている。
 「市民の健康、生命を守っていくこと」「市民が安心して医療を受けられること」を将来にわたって確実に進めるため、議論してきた。現在の病床数を確保しつつ、災害と感染症対策の体制強化や高度な医療の提供、地域の医療課題に対応するため、新棟建設と既存棟の改修を併せて病院機能の強化を図ることにした。
 基本設計によると、新棟は鉄骨6階建て延べ約8850平方㍍、建築面積は約2500平方㍍。周辺のミカン畑や住宅地との調和▽環境配慮の取り組みを地域に発信▽環境に合わせた変化▽医療企業や大学、行政機能など新たな連携創出-がコンセプト。
 1~2階は既存病院本棟と接続する。血管にカテーテルを挿入し、造影剤を血管に入れる検査「血管造影」の新規導入などで医療機能を強化する。非常事対応の想定として災害発生時と感染症対策時に分けて対応を検討している。
 市は現在、県の災害拠点病院を目指してることから、拠点病院として機能を発揮するため、高い耐震性を備えた施設にする。
 26年度の完成に向けて、市民病院は今年8月に施工業者を公募型プロポーザルで募集し、年内中に業者を選ぶ。建設費は61億円で24年度の着工を予定している。
【林大二朗】

新棟のイメージ図(提供)
新棟のイメージ図(提供)
蒲郡市民病院=蒲郡市平田町で
蒲郡市民病院=蒲郡市平田町で

カテゴリー:政治・行政

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