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東三河ドローン・リバー構想推進協がトウモロコシ栽培の実証実験

トウモロコシを収穫した園児たち=豊川市豊津町で
トウモロコシを収穫した園児たち=豊川市豊津町で
ドローンのデモ飛行
ドローンのデモ飛行

 豊川、新城の両市と関係団体など官民でつくる「東三河ドローン・リバー構想推進協議会」は14日、豊川市豊津町のトウモロコシ畑で収穫祭を開いた。
 畑は約2万平方㍍。4月中旬から大型ドローンを使い、農薬に代わる忌避剤を散布し、無農薬でトウモロコシを育てる実証実験をしてきた。4月15日~7月5日までの間に10回散布した。
 地上からの通常の方法で散布すると1回約6時間かかるが、ドローンだと約1時間20分で済むという。農家の負担が大きく減ることが期待される。
 この日は育ったトウモロコシを近くの大和保育園の年中と年長の園児37人が収穫。1人2本ずつもぎ取った。園児は「家でゆでて食べたい」と話した。また実証実験に参加したユタカドローンスクール(同市上野1)による散布のデモ飛行もあった。
 協力した農家の酒井美代子さんは「忌避剤は週に一度の散布が必要で、ドローンを使えば作業がとても楽になる。普及にはコストが課題。農家の共同所有や、リース方式を採用するなどして、費用負担を減らすことが普及のカギ」と話した。
 スクールの藤原康正さんは「農家の後継者不足の要因の一つに、仕事の大変さがある。ドローンの活用で、仕事が楽になる部分がある。若手就農者を増やすためにも、ドローンを普及させたい」と述べた。
【竹下貴信】

 豊川、新城の両市と関係団体など官民でつくる「東三河ドローン・リバー構想推進協議会」は14日、豊川市豊津町のトウモロコシ畑で収穫祭を開いた。
 畑は約2万平方㍍。4月中旬から大型ドローンを使い、農薬に代わる忌避剤を散布し、無農薬でトウモロコシを育てる実証実験をしてきた。4月15日~7月5日までの間に10回散布した。
 地上からの通常の方法で散布すると1回約6時間かかるが、ドローンだと約1時間20分で済むという。農家の負担が大きく減ることが期待される。
 この日は育ったトウモロコシを近くの大和保育園の年中と年長の園児37人が収穫。1人2本ずつもぎ取った。園児は「家でゆでて食べたい」と話した。また実証実験に参加したユタカドローンスクール(同市上野1)による散布のデモ飛行もあった。
 協力した農家の酒井美代子さんは「忌避剤は週に一度の散布が必要で、ドローンを使えば作業がとても楽になる。普及にはコストが課題。農家の共同所有や、リース方式を採用するなどして、費用負担を減らすことが普及のカギ」と話した。
 スクールの藤原康正さんは「農家の後継者不足の要因の一つに、仕事の大変さがある。ドローンの活用で、仕事が楽になる部分がある。若手就農者を増やすためにも、ドローンを普及させたい」と述べた。
【竹下貴信】

トウモロコシを収穫した園児たち=豊川市豊津町で
トウモロコシを収穫した園児たち=豊川市豊津町で
ドローンのデモ飛行
ドローンのデモ飛行

カテゴリー:社会・経済

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