高校野球愛知大会 桜丘など4チームが4回戦へ

　「第１０５回全国高校野球選手権愛知大会」は16日、３回戦16試合があった。東三河勢はシードの桜丘など４チームが４回戦に進んだ。
【取材班】

　豊川は尾北と対戦。初回、１死二塁からモイセエフの左中間三塁打で先制。六回は２死二、三塁から遠渡が左越え本塁打を放って試合を決めた。先発川口は７回を投げて11奪三振の好投。
豊川談話
長谷川裕記監督
　硬さが見られたが、遠渡やモイセエフがよく打ってくれた。川口も球が走っていた。
遠渡真輝人主将
　積極的な走塁から攻撃のリズムを作れた。母の誕生日に本塁打が出て、良いプレゼントになった

　五条と対戦した桜丘は初回、内野安打の鈴木悠を小栗の左前打でかえして先制。五回は無死満塁で小栗が左中間二塁打を放ち３点を加点。六回も４安打を重ねて３点を奪い、七回コールド勝ちした。
桜丘談話
杉澤哲監督
　小栗が４安打と活躍し、湯地もゲームを作ってくれた。次戦は守備を修正して臨みたい。
八木大祐主将
　初回の１点が大きかった。次は強豪相手だが、自分たちの野球をしたい。

　成章は東邦に４点を先制されて三回、１点をかえして２死一、三塁から白井の左前適時打で計２点。四回には磯本の左越え本塁打で１点を加えたが、その後も失点を許して八回コールド負け。
成章談話
高井耕志監督
　選手らには甲子園にも出場した高校と試合できることをチャンスと考え、楽しんで全力でやろうと伝えた。
磯本航主将
　絶対に勝つ気持ちで臨んだが悔しい。今のメンバーと一緒に野球ができたことは、一生の宝物だと思う。

　名市工に２点を先制された蒲郡は１点を返して八回２死一、二塁、山出の右前打で１点を加え同点。延長戦に入り十回、伊藤の左前打、山出の右越え二塁打、原田の右越え三塁打を浴びせて４点を奪い、試合を決めた。
　新城有教館は富田と対戦。初回、今泉と金沢の連続二塁打で２点を先制。四回には先頭の菅谷の二塁打を皮切りに松井の適時打などで５点を挙げ、六回コールド勝ち。守っては夏目から村瀬への継投で零封した。

16日の結果
▽３回戦

○…豊橋市民…○
尾北
０００１０００｜１
１１００２３1X｜８
豊川
（七回コールド）
（尾）小橋、西田－渡辺、安瀬（豊）川口－服部
【本】遠渡（豊）

桜丘
１１００３３０｜８
０００００００｜０
五条
（七回コールド）
（桜）湯地、伊藤－小栗（五）松原、請川、黒田－石原

○…岡崎…○
成章
００２１００００｜３
１３１２２００1X｜10
東邦
（八回コールド）
（成）居城、俵田、鈴木、藤原、三原、大谷、三原－磯本（東）山北、翠、小西－荒島
【本】磯本（成）、中村（東）

○…刈谷…○
蒲郡
０００００１０１０４｜６
００１０１００００２｜４
名市工
（延長十回タイブレーク）
（蒲）酒井、山中、荒島、安達－吉田（名）伊藤、犬飼、高垣－中島

○…熱田…○
富田
００００００｜０
２０１５０2X｜10
新城有教館
（六回コールド）
（富）宇佐美、若松－田中（新）夏目、村瀬－金沢