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メルセデス・ベンツ日本「豊橋VPC」を見学

展示車両で記念撮影する見学ツアーの参加者=メルセデス・ベンツ日本「豊橋VPC」で
展示車両で記念撮影する見学ツアーの参加者=メルセデス・ベンツ日本「豊橋VPC」で

 メルセデス・ベンツ日本は17日、豊橋市神野西町1の「豊橋新車整備センター(VPC)」で一般向けの施設見学ツアーを開いた。「豊橋みなとフェスティバル」の企業見学コースの一つで、親子連れら約20人が輸入車の納車前整備の工程を学んだ。
 豊橋VPCは茨城県日立市の施設と並ぶ国内拠点で、2014年8月に操業開始した。22年の整備台数は約2万1000台。10年に日立へ拠点を集約したが、災害リスクや商品多様化への整備能力拡張をねらいに豊橋で再稼働した。
 整備工場では車体の鉄粉を取り除く洗浄から内外装や足回りを点検する様子を見学した。港へ陸揚げした車両は通関手続きなどを経て500㍍の至近距離にあるVPCへ運ばれる。国の特区認定を受ける三河港では47都道府県のナンバー申請が可能なほか、回送時はゴム製ナンバーを代用できるなどの特例措置で利便性を高めている。
 今後はグループのEV(電気自動車)化戦略も踏まえ、施設内の充電設備の増設も図るという。豊橋VPC管理課の津田路男さんは「特区は整備効率化に貢献しており、三河港の存在意義は高い」と話した。
【加藤広宣】

 メルセデス・ベンツ日本は17日、豊橋市神野西町1の「豊橋新車整備センター(VPC)」で一般向けの施設見学ツアーを開いた。「豊橋みなとフェスティバル」の企業見学コースの一つで、親子連れら約20人が輸入車の納車前整備の工程を学んだ。
 豊橋VPCは茨城県日立市の施設と並ぶ国内拠点で、2014年8月に操業開始した。22年の整備台数は約2万1000台。10年に日立へ拠点を集約したが、災害リスクや商品多様化への整備能力拡張をねらいに豊橋で再稼働した。
 整備工場では車体の鉄粉を取り除く洗浄から内外装や足回りを点検する様子を見学した。港へ陸揚げした車両は通関手続きなどを経て500㍍の至近距離にあるVPCへ運ばれる。国の特区認定を受ける三河港では47都道府県のナンバー申請が可能なほか、回送時はゴム製ナンバーを代用できるなどの特例措置で利便性を高めている。
 今後はグループのEV(電気自動車)化戦略も踏まえ、施設内の充電設備の増設も図るという。豊橋VPC管理課の津田路男さんは「特区は整備効率化に貢献しており、三河港の存在意義は高い」と話した。
【加藤広宣】

展示車両で記念撮影する見学ツアーの参加者=メルセデス・ベンツ日本「豊橋VPC」で
展示車両で記念撮影する見学ツアーの参加者=メルセデス・ベンツ日本「豊橋VPC」で

カテゴリー:社会・経済

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