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あすから「豊橋祇園祭」 4年ぶりの打ち上げ花火大会も

カテゴリー:特集

大迫力の手筒花火
大迫力の手筒花火
豊川河畔で上がる打ち上げ花火
豊川河畔で上がる打ち上げ花火
本祭の頼朝行列
本祭の頼朝行列

 豊橋の夏の風物詩「豊橋祇園祭」が21~23日に、吉田神社や豊川河畔などで開かれる。今年は4年ぶりに「打ち上げ花火大会」を開催。約1万2000発が夏本番を迎えた夜空を照らす。
 鎌倉時代から続く伝統的なまつりと、江戸時代に日本三大花火の一つとたたえられた「吉田の花火」で、豊橋の熱い夏を楽しもう。
 まつりの見どころなどを紹介する。【夏目敬介】

<豊橋祇園祭>
 吉田神社で開かれる祇園祭は、鎌倉時代初頭にあった疫病払いの祈願が始まりという。火による「悪霊放逐」が手筒花火の放揚につながったと考えられており、江戸時代には火薬の利用の多様化から打ち上げ花火が発展していったといわれる。
 豊橋祇園祭は3日間にわたる。初日が吉田神社境内での「手筒花火放揚」、2日目が大迫力のスターマインなどが夏空を飾る「打ち上げ花火大会」。本祭は3日目で、源頼朝にふんした男児らが町内をまわる「頼朝行列」などが見どころだ。
 まつりの前日、20日には子どもによる「笹踊り」がある。午後3時頃に萱町を出発し、氏子町内の会所前、素盞嗚神社、吉田神社などで踊りを披露する。本祭での氏子らによる笹踊りの担い手を育てる意味もあるという。

<21日:手筒花火放揚>
 初日の21日は宵祭。午後6時半、吉田神社境内で手筒花火の放揚が始まる。片手で持てるほど小さな「ようかん」から、一抱えもある「三斤」、やぐらに据えて揚げる「大筒」など、大小さまざまな約300本の手筒花火が奉納される。ごうごうと吹き上がる火柱、手筒の底が轟音とともに弾ける「ハネ」の迫力は圧巻。その勇壮かつ神秘的な光景に、観客は拍手と歓声で応える。

<22日:打ち上げ花火大会>
 22日は前夜祭。まつりのクライマックス「打ち上げ花火大会」が豊川河畔で開かれる。午後6時55分に豊橋煙火や豊橋祇園祭奉賛会らが提供する番外の花火が上がり、午後7時5分から同9時頃までの2時間で約1万2000発が披露される。
 夜空を「ドン」と揺らす大玉、音楽に合わせリズミカルに上がる「ミュージックスターマイン」、大迫力の「ワイドスターマイン」、幻想的な「仕掛花火」などが見物客を魅了する。
 花火を間近で見るには、有料の花火鑑賞整理券が必要。券が入手できなかった場合でも、会場のすぐそばにある豊橋公園からも大迫力の花火が見られるので安心してほしい。
 また、公園には80台ほどのキッチンカーの出店もある。好みのグルメを満喫しながら、夏祭りの夜を楽しんでみては。

<23日:本祭>
 23日は豊橋祇園祭の本祭。午前10時から吉田神社で献幣使の参向があるほか、巫女(みこ)により「浦安の舞」が奉納される。午後4時半からは境内での神事、同5時からは「頼朝行列」が神社を出発。獅子飾鉾(ししさかほこ)や鼻高面(はなたかめん)に神輿が続き、悪霊を払うとされる「笹踊り」の踊り手が後ろを追う。
 頼朝にふんした男児に付き従うのは10人の武将。こちらも子どもが演じる。その後ろを「饅頭配り」が、その名の通り「まんじゅう」を配りながら練り歩く。
 関屋町や上伝馬町、萱町などを歩き、本町の輪くぐり神社で祝詞をあげ、札木町、西八町と進み吉田神社へと戻ってくる。
 子どもらの笑顔とともに、3日間のまつりの幕が閉じる。

<限定御朱印、手筒花火お守りも>
 吉田神社では7月31日まで、期間限定で豊橋祇園祭の御朱印の頒布をしている。また、まつりの光景を描いた御朱印(数量限定)、神職手作りのミニチュア手筒花火が付いたお守りもある。ぜひ、社務所をのぞいてほしい。

 豊橋の夏の風物詩「豊橋祇園祭」が21~23日に、吉田神社や豊川河畔などで開かれる。今年は4年ぶりに「打ち上げ花火大会」を開催。約1万2000発が夏本番を迎えた夜空を照らす。
 鎌倉時代から続く伝統的なまつりと、江戸時代に日本三大花火の一つとたたえられた「吉田の花火」で、豊橋の熱い夏を楽しもう。
 まつりの見どころなどを紹介する。【夏目敬介】

<豊橋祇園祭>
 吉田神社で開かれる祇園祭は、鎌倉時代初頭にあった疫病払いの祈願が始まりという。火による「悪霊放逐」が手筒花火の放揚につながったと考えられており、江戸時代には火薬の利用の多様化から打ち上げ花火が発展していったといわれる。
 豊橋祇園祭は3日間にわたる。初日が吉田神社境内での「手筒花火放揚」、2日目が大迫力のスターマインなどが夏空を飾る「打ち上げ花火大会」。本祭は3日目で、源頼朝にふんした男児らが町内をまわる「頼朝行列」などが見どころだ。
 まつりの前日、20日には子どもによる「笹踊り」がある。午後3時頃に萱町を出発し、氏子町内の会所前、素盞嗚神社、吉田神社などで踊りを披露する。本祭での氏子らによる笹踊りの担い手を育てる意味もあるという。

<21日:手筒花火放揚>
 初日の21日は宵祭。午後6時半、吉田神社境内で手筒花火の放揚が始まる。片手で持てるほど小さな「ようかん」から、一抱えもある「三斤」、やぐらに据えて揚げる「大筒」など、大小さまざまな約300本の手筒花火が奉納される。ごうごうと吹き上がる火柱、手筒の底が轟音とともに弾ける「ハネ」の迫力は圧巻。その勇壮かつ神秘的な光景に、観客は拍手と歓声で応える。

<22日:打ち上げ花火大会>
 22日は前夜祭。まつりのクライマックス「打ち上げ花火大会」が豊川河畔で開かれる。午後6時55分に豊橋煙火や豊橋祇園祭奉賛会らが提供する番外の花火が上がり、午後7時5分から同9時頃までの2時間で約1万2000発が披露される。
 夜空を「ドン」と揺らす大玉、音楽に合わせリズミカルに上がる「ミュージックスターマイン」、大迫力の「ワイドスターマイン」、幻想的な「仕掛花火」などが見物客を魅了する。
 花火を間近で見るには、有料の花火鑑賞整理券が必要。券が入手できなかった場合でも、会場のすぐそばにある豊橋公園からも大迫力の花火が見られるので安心してほしい。
 また、公園には80台ほどのキッチンカーの出店もある。好みのグルメを満喫しながら、夏祭りの夜を楽しんでみては。

<23日:本祭>
 23日は豊橋祇園祭の本祭。午前10時から吉田神社で献幣使の参向があるほか、巫女(みこ)により「浦安の舞」が奉納される。午後4時半からは境内での神事、同5時からは「頼朝行列」が神社を出発。獅子飾鉾(ししさかほこ)や鼻高面(はなたかめん)に神輿が続き、悪霊を払うとされる「笹踊り」の踊り手が後ろを追う。
 頼朝にふんした男児に付き従うのは10人の武将。こちらも子どもが演じる。その後ろを「饅頭配り」が、その名の通り「まんじゅう」を配りながら練り歩く。
 関屋町や上伝馬町、萱町などを歩き、本町の輪くぐり神社で祝詞をあげ、札木町、西八町と進み吉田神社へと戻ってくる。
 子どもらの笑顔とともに、3日間のまつりの幕が閉じる。

<限定御朱印、手筒花火お守りも>
 吉田神社では7月31日まで、期間限定で豊橋祇園祭の御朱印の頒布をしている。また、まつりの光景を描いた御朱印(数量限定)、神職手作りのミニチュア手筒花火が付いたお守りもある。ぜひ、社務所をのぞいてほしい。

大迫力の手筒花火
大迫力の手筒花火
豊川河畔で上がる打ち上げ花火
豊川河畔で上がる打ち上げ花火
本祭の頼朝行列
本祭の頼朝行列

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