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豊橋で兵頭さんが善行表彰記念展

個展を開いた兵藤さん=田園で
個展を開いた兵藤さん=田園で

絵画と張り子面並ぶ

 豊橋市馬見塚町のギャラリー茶房「田園」で、市内の兵藤寛司さん(84)による個展が開かれている。昨年の日本善行会秋季善行表彰の受賞記念個展。30日まで。
 元小中学校の教員。自由美術協会会員として活動するほか、豊橋竹とんぼ会では郷土玩具の収集や研究、普及にも力を入れる。近年は、豊橋鬼祭で販売されていた豊橋張り子の鬼面、天狗(てんぐ)面の保護や技術継承にも尽力する。善行会では絵画指導と文化財保護の功績で受賞した。
 銅版画を発表することが多いが、今回は絵画と張り子面を披露。絵は軸6点、額2点を持参した。軸作品は、家族の五月人形を人形供養に納める前に「絵に残しておこう」と墨と岩絵の具で迫力満点に描き、京都で表装した。額作品は「初夏」「春」を題材にした抽象作品だ。
 張り子面は、豊橋張り子面の最後の工人豊田三良氏の型で作った伝統的な鍾馗(しょうき)面などのほか、オリジナルの型、配色で仕上げた鬼面や天狗面、利修仙人の面など出品。木枠や竹枠に麻袋や帯地、結城紬などを組み合わせた自作のフレームに数点ずつ並べた。「生活の中にある日本の伝統文化を感じ取って」と兵藤さんは話す。
【田中博子】

絵画と張り子面並ぶ

 豊橋市馬見塚町のギャラリー茶房「田園」で、市内の兵藤寛司さん(84)による個展が開かれている。昨年の日本善行会秋季善行表彰の受賞記念個展。30日まで。
 元小中学校の教員。自由美術協会会員として活動するほか、豊橋竹とんぼ会では郷土玩具の収集や研究、普及にも力を入れる。近年は、豊橋鬼祭で販売されていた豊橋張り子の鬼面、天狗(てんぐ)面の保護や技術継承にも尽力する。善行会では絵画指導と文化財保護の功績で受賞した。
 銅版画を発表することが多いが、今回は絵画と張り子面を披露。絵は軸6点、額2点を持参した。軸作品は、家族の五月人形を人形供養に納める前に「絵に残しておこう」と墨と岩絵の具で迫力満点に描き、京都で表装した。額作品は「初夏」「春」を題材にした抽象作品だ。
 張り子面は、豊橋張り子面の最後の工人豊田三良氏の型で作った伝統的な鍾馗(しょうき)面などのほか、オリジナルの型、配色で仕上げた鬼面や天狗面、利修仙人の面など出品。木枠や竹枠に麻袋や帯地、結城紬などを組み合わせた自作のフレームに数点ずつ並べた。「生活の中にある日本の伝統文化を感じ取って」と兵藤さんは話す。
【田中博子】

個展を開いた兵藤さん=田園で
個展を開いた兵藤さん=田園で

カテゴリー:社会・経済

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