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10、11月に豊川でドローンの医療品市街地配送実験

実証実験に使うドローン(プロドローン提供)
実証実験に使うドローン(プロドローン提供)
複数のドローンを操作するイメージイラスト(KDDIスマートドローン提供)
複数のドローンを操作するイメージイラスト(KDDIスマートドローン提供)

1台のシステムで複数機を操作、先進的な実証実験

 豊川市の市街地で10~11月、ドローンを使った医療品配送の実証実験がある。1台のシステムで2台以上の複数機を操作する市街地での実験は国内初。
 2022年12月から、住宅地などの有人地域で、補助者なしの目視外飛行「レベル4」が解禁となり、ドローンによる物品の搬送が注目されている。今回の実験は、名古屋鉄道が幹事社になり機体開発の「プロドローン」、通信・飛行制御を担当する「KDDIスマートドローン」、豊川市と新城市が核となり活動する「東三河ドローン・リバー構想協議会」など9団体が担う。
 薬品を調剤薬局までドローンで運ぶ。主に河川上空を飛行し、一部は住宅地の上を飛ぶ可能性がある。8月上旬にルートを決め、8~9月にテストフライト、10~11月に実証実験をする。その後、分析や追加調査をして来年2~3月に成果を発表する。
 使用するドローンは、雨でも対応できる全天候型。機体サイズは2㍍を超えており、最大20㌔の荷物が運べる。
 運送にドローンを使う場合、複数の機体を1台のシステムで操作することが求められる。ドローンを次々と出発させて、それぞれ違う場所に運ぶことが想定されるためだ。また戻ってくる時間も違い、戻ってきたら次の運搬を再びすることも想定する。
 担当の豊川市商工観光課によると、ドローンの運行が規制されている市街地「DID地区(人口集中地区)」ではこれまで、一つのシステムで1機を操作する実験はあったが、複数の機体操作は国内初という。
 同課では「先進的な実証実験をして、配送の新たなビジネスモデルを創出・発信していきたい」とする。
【竹下貴信】

1台のシステムで複数機を操作、先進的な実証実験

 豊川市の市街地で10~11月、ドローンを使った医療品配送の実証実験がある。1台のシステムで2台以上の複数機を操作する市街地での実験は国内初。
 2022年12月から、住宅地などの有人地域で、補助者なしの目視外飛行「レベル4」が解禁となり、ドローンによる物品の搬送が注目されている。今回の実験は、名古屋鉄道が幹事社になり機体開発の「プロドローン」、通信・飛行制御を担当する「KDDIスマートドローン」、豊川市と新城市が核となり活動する「東三河ドローン・リバー構想協議会」など9団体が担う。
 薬品を調剤薬局までドローンで運ぶ。主に河川上空を飛行し、一部は住宅地の上を飛ぶ可能性がある。8月上旬にルートを決め、8~9月にテストフライト、10~11月に実証実験をする。その後、分析や追加調査をして来年2~3月に成果を発表する。
 使用するドローンは、雨でも対応できる全天候型。機体サイズは2㍍を超えており、最大20㌔の荷物が運べる。
 運送にドローンを使う場合、複数の機体を1台のシステムで操作することが求められる。ドローンを次々と出発させて、それぞれ違う場所に運ぶことが想定されるためだ。また戻ってくる時間も違い、戻ってきたら次の運搬を再びすることも想定する。
 担当の豊川市商工観光課によると、ドローンの運行が規制されている市街地「DID地区(人口集中地区)」ではこれまで、一つのシステムで1機を操作する実験はあったが、複数の機体操作は国内初という。
 同課では「先進的な実証実験をして、配送の新たなビジネスモデルを創出・発信していきたい」とする。
【竹下貴信】

実証実験に使うドローン(プロドローン提供)
実証実験に使うドローン(プロドローン提供)
複数のドローンを操作するイメージイラスト(KDDIスマートドローン提供)
複数のドローンを操作するイメージイラスト(KDDIスマートドローン提供)

カテゴリー:社会・経済

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