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豊橋で佐々木氏迎え「吉田塾」第150回例会

講演する佐々木氏=山本事務所で
講演する佐々木氏=山本事務所で

 若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長=山本明彦元副金融担当相)は2日、豊橋市西松山町の山本事務所で第150回例会を開いた。講師は犯罪コメンテーターの佐々木成三氏。
 「刑事力で防犯意識を鍛える!」と題し、最新の詐欺犯罪やサイバー犯罪、侵入盗の手口、犯罪にあわないための対策を語った。経営者や市議など約15人が参加した。
 埼玉県警に22年勤務。捜査一課ではデジタル捜査班の班長としてデジタル証拠の押収解析を専門とし、防犯カメラ、スマートフォンの解析などを担当。現在は、犯罪を生まない環境づくりを目指し、学生を犯罪リスクから守ることを目的に作られた「一般社団法人スクールポリス」の理事を務める。報道番組のコメンテーターとしても活躍する。
 佐々木氏は新型コロナウイルス禍が明け、犯罪が増加傾向にあるとし、「情報を正しく読み取る力が求められている」と語った。
 近年、手口が巧妙化する特殊詐欺の発生状況や事例を解説した。今年は上半期で特殊詐欺の認知件数が9464件、被害額が193億円と過去10年で最多。手口については、有料サイトなど未払いの料金があると架空の話を口実に、金銭をだまし取る「架空料金請求詐欺」が増えていると警告した。
 また、警察官や行政職員らを装ってキャッシュカードをだまし取る「キャッシュカード詐欺盗」については「カードを渡したり、暗証番号を教えたりしないように」と注意を呼び掛けた。
 佐々木氏は「人は無自覚に先入観を持つ」とした上で、「情報が合っているかを確かめるよう習慣づけ、だまされない力を養ってほしい」と締めくくった。
【北川壱暉】

 若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長=山本明彦元副金融担当相)は2日、豊橋市西松山町の山本事務所で第150回例会を開いた。講師は犯罪コメンテーターの佐々木成三氏。
 「刑事力で防犯意識を鍛える!」と題し、最新の詐欺犯罪やサイバー犯罪、侵入盗の手口、犯罪にあわないための対策を語った。経営者や市議など約15人が参加した。
 埼玉県警に22年勤務。捜査一課ではデジタル捜査班の班長としてデジタル証拠の押収解析を専門とし、防犯カメラ、スマートフォンの解析などを担当。現在は、犯罪を生まない環境づくりを目指し、学生を犯罪リスクから守ることを目的に作られた「一般社団法人スクールポリス」の理事を務める。報道番組のコメンテーターとしても活躍する。
 佐々木氏は新型コロナウイルス禍が明け、犯罪が増加傾向にあるとし、「情報を正しく読み取る力が求められている」と語った。
 近年、手口が巧妙化する特殊詐欺の発生状況や事例を解説した。今年は上半期で特殊詐欺の認知件数が9464件、被害額が193億円と過去10年で最多。手口については、有料サイトなど未払いの料金があると架空の話を口実に、金銭をだまし取る「架空料金請求詐欺」が増えていると警告した。
 また、警察官や行政職員らを装ってキャッシュカードをだまし取る「キャッシュカード詐欺盗」については「カードを渡したり、暗証番号を教えたりしないように」と注意を呼び掛けた。
 佐々木氏は「人は無自覚に先入観を持つ」とした上で、「情報が合っているかを確かめるよう習慣づけ、だまされない力を養ってほしい」と締めくくった。
【北川壱暉】

講演する佐々木氏=山本事務所で
講演する佐々木氏=山本事務所で

カテゴリー:社会・経済

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