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全日本ラリー誘致へ 蒲郡市が準備室を設置

全日本ラリー開催を目指す鈴木市長㊧と勝田会長=蒲郡市役所で
全日本ラリー開催を目指す鈴木市長㊧と勝田会長=蒲郡市役所で
最後の大会となった3月の新城ラリー=新城文化会館で
最後の大会となった3月の新城ラリー=新城文化会館で

 蒲郡市は10日、2024年の「JAF全日本ラリー選手権」の開催を目指すと発表した。モータースポーツを運営する「モンテカルロ・オート・スポーツクラブ(MASC)」と連携する。クラブの勝田照夫会長は「地域と相談し、住民にもメリットがあるものにしたい」と話した。名称は「ラリー三河湾 2024(仮)」。
 全日本ラリー選手権は国内自動車ラリーの最高峰。年間8カ所を転戦する。県内では04年から新城市で「新城ラリー」が20回続いてきたが、「競技やイベントに適した道路やスペースが確保できず今後の開催は困難」という理由で、23年3月の大会を最後に終了した。
 新城ラリーを運営していた同クラブは5~6年前から、新たな開催場所を探していたという。同年1月に、蒲郡の山と海などを生かしたラリーイベント「パワステがまごおり」を開催した際、ロケーションの良さや親子が訪れやすいこと、子どもの遊び場所があることなどを理由として、蒲郡に白羽の矢を立てた。相談を受けた市はラリー文化のさらなる普及と地域活性化を目指し、連携を決めた。
 市は、14日付で開催に向け取り組む「ラリー開催準備室」を企画政策課内に設置する。「ラリー開催支援監」を置く。今後は官民共創の実行委員会を立ち上げ、開催実現に向けて活動する。コースは検討中。地域住民と相談しながら決める。距離は計260㌔を想定している。
 市役所で市長臨時記者会見があった。鈴木寿明市長と勝田会長らが出席した。鈴木市長は「開催を目指し、20回の歴史がある新城ラリーを受け継ぐため、新城市からいろいろなことを学びたい」と話した。また、大村秀章知事に名誉会長就任を要請し、県の支援を受けながら進めるという。
 勝田会長は、終了した新城ラリーについて、レガシー(遺産)として残すイベントを新城市と企画していると述べた。
【林大二朗】

 蒲郡市は10日、2024年の「JAF全日本ラリー選手権」の開催を目指すと発表した。モータースポーツを運営する「モンテカルロ・オート・スポーツクラブ(MASC)」と連携する。クラブの勝田照夫会長は「地域と相談し、住民にもメリットがあるものにしたい」と話した。名称は「ラリー三河湾 2024(仮)」。
 全日本ラリー選手権は国内自動車ラリーの最高峰。年間8カ所を転戦する。県内では04年から新城市で「新城ラリー」が20回続いてきたが、「競技やイベントに適した道路やスペースが確保できず今後の開催は困難」という理由で、23年3月の大会を最後に終了した。
 新城ラリーを運営していた同クラブは5~6年前から、新たな開催場所を探していたという。同年1月に、蒲郡の山と海などを生かしたラリーイベント「パワステがまごおり」を開催した際、ロケーションの良さや親子が訪れやすいこと、子どもの遊び場所があることなどを理由として、蒲郡に白羽の矢を立てた。相談を受けた市はラリー文化のさらなる普及と地域活性化を目指し、連携を決めた。
 市は、14日付で開催に向け取り組む「ラリー開催準備室」を企画政策課内に設置する。「ラリー開催支援監」を置く。今後は官民共創の実行委員会を立ち上げ、開催実現に向けて活動する。コースは検討中。地域住民と相談しながら決める。距離は計260㌔を想定している。
 市役所で市長臨時記者会見があった。鈴木寿明市長と勝田会長らが出席した。鈴木市長は「開催を目指し、20回の歴史がある新城ラリーを受け継ぐため、新城市からいろいろなことを学びたい」と話した。また、大村秀章知事に名誉会長就任を要請し、県の支援を受けながら進めるという。
 勝田会長は、終了した新城ラリーについて、レガシー(遺産)として残すイベントを新城市と企画していると述べた。
【林大二朗】

全日本ラリー開催を目指す鈴木市長㊧と勝田会長=蒲郡市役所で
全日本ラリー開催を目指す鈴木市長㊧と勝田会長=蒲郡市役所で
最後の大会となった3月の新城ラリー=新城文化会館で
最後の大会となった3月の新城ラリー=新城文化会館で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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