故伊藤さんを「しのぶ会」

　豊橋地区日中友好協会会長として長年国際交流に貢献した故伊藤般展さんを「しのぶ会」が、豊橋市の「ロワジールホテル豊橋」で開かれた。関係者43人が故人の足跡や思い出を語り合った。
　伊藤さんは１９９５～２００７年に会長、13～21年に名誉会長を務めた。昨年８月11日に94歳で死去。葬儀・告別式は近親者のみで執り行われたが、多くの人から「お別れの会を」との声があり、一周忌にあわせ協会主催でしのぶ会を開いた。
　南通市国際交流協会作成の故人の紹介ビデオを流し、発起人代表の星野隆輝協会長があいさつ。来賓の中国駐名古屋総領事館副総領事の季文斌氏らが故人を追悼した。
　献花、記念撮影の後、故人のエピソードを聞きながらみんなで歓談。浅井由崇市長は「約束したことは必ず守る」という人柄について、早川勝元市長は新型コロナウイルス感染拡大前まで定期的に開かれていた食事会の話などを披露した。
　豊橋ちぎりライオンズクラブの金子昭義会長はＬＣの初代幹事として会の基礎を作ったこと、協会の伊賀太吉元会長からは何度も一緒に中国を訪れた話、高崎安民元会長からは「ちぎり城」を南通市に建設するための多大な協力など、多くの人が故人との思い出を語った。
【田中博子】