田原市と杏林大が包括連携協定

　田原市は杏林大学（東京都三鷹市）と、観光振興・保健福祉分野などに関する包括連携協定を結んだ。市役所でオンライン形式の締結式があった。
　杏林大学と市は、伊良湖温泉の掘削前からその活用法を検討している。温泉ビジネスプランコンテストに同大生が応募し優秀賞を獲得した。また温泉交流サミットで外国語学部の小堀貴亮教授が討論会の司会を務めた。ほか教授数人が参加して市内観光業者と交流を深め、市職員がオンライン講師として観光に関する授業に参加し学生と意見交換している。
　今後は特に観光交流文化学科の学生による伊良湖温泉を核としたウェルネスツーリズムの企画立案や、学内での地域交流イベントなどでの市のＰＲを目指す。また、ゼミ生の現地調査活動での「通う旅・帰る旅」の実践による地域との交流を通じ、課題解決への協力、保健福祉分野の発展などが期待されている。
　締結式では山下政良市長と渡邊卓学長が、サインした協定書を画面越しに見せた。
【岸侑輝】