がん患者の治療日記アプリのサービス開始
医療従事者や家族と体調変化など情報共有
治療日記の入力情報から、がん患者の症状や体調変化などを分かりやすくするスマートフォン向けの無料アプリ「ribbons(リボンズ)」のサービスが21日始まった。豊橋市内で活動する薬剤師の西川隆一さんが開発。医療従事者や家族との情報共有のほか、患者同士で緩やかにつながる機能で闘病生活中の精神面の支えにも役立てたいという。
限られた診療時間で患者の健康状態や症状の変化など、医師が知りたい具体的な診断材料を的確に伝えられる支援ツールとして発案した。
毎日の体調を入力できる「治療日記」のほか、ブログを通じた「タイムライン」や治療日記の「条件検索」機能、家族や医療従事者との「共有」の四つの機能からなる。
治療日記には体調変化や体重など基本情報のほか、がん治療薬や鎮痛薬の服用、吐き気や口内炎など症状の変化も入力できる。薬の飲み忘れを記録できたり、薬ごとの副作用を自動でピックアップして症状の強さで受診を勧めるアラート機能も備える。家族の端末から遠隔入力もできる。
闘病中の仲間を応援する機能も
ブログでは治療に向き合う心境などを日々書き込める。発信者へのコメントはできないが、「がんばれ」などのスタンプを送ることで同じ病気と闘う仲間同士で支え合いう機能とした。誤解や過干渉を生みがちな家族でも情報共有に機能を絞ったという。
西川さんによると今後は課金機能を充実させるほか、蓄積情報を製薬会社の新薬開発などに活用するなどして収益化を目指す。
インストールはストア=QRコード=から。問い合わせは西川さん(090・1756・8931)へ。
【加藤広宣】
医療従事者や家族と体調変化など情報共有
治療日記の入力情報から、がん患者の症状や体調変化などを分かりやすくするスマートフォン向けの無料アプリ「ribbons(リボンズ)」のサービスが21日始まった。豊橋市内で活動する薬剤師の西川隆一さんが開発。医療従事者や家族との情報共有のほか、患者同士で緩やかにつながる機能で闘病生活中の精神面の支えにも役立てたいという。
限られた診療時間で患者の健康状態や症状の変化など、医師が知りたい具体的な診断材料を的確に伝えられる支援ツールとして発案した。
毎日の体調を入力できる「治療日記」のほか、ブログを通じた「タイムライン」や治療日記の「条件検索」機能、家族や医療従事者との「共有」の四つの機能からなる。
治療日記には体調変化や体重など基本情報のほか、がん治療薬や鎮痛薬の服用、吐き気や口内炎など症状の変化も入力できる。薬の飲み忘れを記録できたり、薬ごとの副作用を自動でピックアップして症状の強さで受診を勧めるアラート機能も備える。家族の端末から遠隔入力もできる。
闘病中の仲間を応援する機能も
ブログでは治療に向き合う心境などを日々書き込める。発信者へのコメントはできないが、「がんばれ」などのスタンプを送ることで同じ病気と闘う仲間同士で支え合いう機能とした。誤解や過干渉を生みがちな家族でも情報共有に機能を絞ったという。
西川さんによると今後は課金機能を充実させるほか、蓄積情報を製薬会社の新薬開発などに活用するなどして収益化を目指す。
インストールはストア=QRコード=から。問い合わせは西川さん(090・1756・8931)へ。
【加藤広宣】