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環境に優しい豊橋浄水場へ

県議会一般質問で浦野氏登壇

 5日にあった県議会9月定例会の一般質問で、豊川市選出の浦野隼次氏(自民)と豊橋市選出の杉浦正和氏(同)が登壇した。
 浦野氏は、豊橋浄水場再整備でのカーボンニュートラルの取り組み状況についてただした。
 金田学企業庁長は「新たにカーボンニュートラルの実現に向け、高低差を利用した位置エネルギーの有効利用や小水力発電の導入、水素燃料の活用などを検討する。従前の枠にとらわれない発想で再整備したい。設計施工から維持管理まで効率的、効果的な事業運営をするためPFIを導入し、そのノウハウなどを最大限に活用する」などと答弁した。大村秀章知事も「太陽光発電や小水力発電設備で発電した電力を活用し、電気料金を抑制するとともに、災害にも強い、環境に配慮した次世代型浄水場を目指す」と答えた。
 一方、6月の東三河豪雨に関連し、防災・減災を取り入れた市町村のまちづくり計画の策定について尋ねた。
 市町村のまちづくり計画の中での防災指針の策定と県のかかわりについて、坂田一亮都市・交通局長は「市街地のまちづくり計画・立地適正化計画の中での防災指針は9月末現在、9市町村が策定済み。現在策定中の16市を加えても25市にとどまる。その重要性を説明し、未策定市町村には個別に働きかけたい。計画的なインフラ整備、避難路・避難場所の確保などをきめ細かくアドバイスしたい」と答えた。

杉浦氏は教育分野でのAI活用ただす

 杉浦氏は、AI時代における教育のあり方と、県の情報セキュリティー対策について質問した。
 飯田靖教育長は、「AIを使いこなすためにはその仕組みや利便性、リスクなどを理解し活用能力を段階的に高めていくことが必要。県教育委員会は文部科学省の暫定ガイドラインを受けて、まず生徒に生成AIの仕組みや使い方をしっかり理解させたうえで、生徒の理解度や発達段階に合わせて効果的に使っていくよう県立学校や市町村教委に指示した。県教委は、指導主事を対象に今年度からICT活用に関する知識やスキルを身に着けるための研修を始め、その中でAIについても学んでいる」などと答弁した。大村知事は「AI時代の教育の鍵になるのは教員の指導力。高度な情報技術は専門性が高く、進歩のスピードが非常に速い。外部人材を積極的に活用し技術的なサポートをしたい」との考えを示した。
 県の情報セキュリティー対策について川原肇総務局長は「不正アクセス対策として県と市町村のインターネット接続口を24時間体制で専門家が監視する『あいち情報セキュリティクラウド』を設置している。不正アクセス制御やウイルスの検出など、さまざまな脅威を想定した技術的対策も導入している。さらに有用な新技術も取り入れ、強固なものにしたい」と答弁した。
(後藤康之)

県議会一般質問で浦野氏登壇

 5日にあった県議会9月定例会の一般質問で、豊川市選出の浦野隼次氏(自民)と豊橋市選出の杉浦正和氏(同)が登壇した。
 浦野氏は、豊橋浄水場再整備でのカーボンニュートラルの取り組み状況についてただした。
 金田学企業庁長は「新たにカーボンニュートラルの実現に向け、高低差を利用した位置エネルギーの有効利用や小水力発電の導入、水素燃料の活用などを検討する。従前の枠にとらわれない発想で再整備したい。設計施工から維持管理まで効率的、効果的な事業運営をするためPFIを導入し、そのノウハウなどを最大限に活用する」などと答弁した。大村秀章知事も「太陽光発電や小水力発電設備で発電した電力を活用し、電気料金を抑制するとともに、災害にも強い、環境に配慮した次世代型浄水場を目指す」と答えた。
 一方、6月の東三河豪雨に関連し、防災・減災を取り入れた市町村のまちづくり計画の策定について尋ねた。
 市町村のまちづくり計画の中での防災指針の策定と県のかかわりについて、坂田一亮都市・交通局長は「市街地のまちづくり計画・立地適正化計画の中での防災指針は9月末現在、9市町村が策定済み。現在策定中の16市を加えても25市にとどまる。その重要性を説明し、未策定市町村には個別に働きかけたい。計画的なインフラ整備、避難路・避難場所の確保などをきめ細かくアドバイスしたい」と答えた。

杉浦氏は教育分野でのAI活用ただす

 杉浦氏は、AI時代における教育のあり方と、県の情報セキュリティー対策について質問した。
 飯田靖教育長は、「AIを使いこなすためにはその仕組みや利便性、リスクなどを理解し活用能力を段階的に高めていくことが必要。県教育委員会は文部科学省の暫定ガイドラインを受けて、まず生徒に生成AIの仕組みや使い方をしっかり理解させたうえで、生徒の理解度や発達段階に合わせて効果的に使っていくよう県立学校や市町村教委に指示した。県教委は、指導主事を対象に今年度からICT活用に関する知識やスキルを身に着けるための研修を始め、その中でAIについても学んでいる」などと答弁した。大村知事は「AI時代の教育の鍵になるのは教員の指導力。高度な情報技術は専門性が高く、進歩のスピードが非常に速い。外部人材を積極的に活用し技術的なサポートをしたい」との考えを示した。
 県の情報セキュリティー対策について川原肇総務局長は「不正アクセス対策として県と市町村のインターネット接続口を24時間体制で専門家が監視する『あいち情報セキュリティクラウド』を設置している。不正アクセス制御やウイルスの検出など、さまざまな脅威を想定した技術的対策も導入している。さらに有用な新技術も取り入れ、強固なものにしたい」と答弁した。
(後藤康之)

カテゴリー:政治・行政

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