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太陽光発電建設へ新城で住民説明会

太陽光発電の建設予定地=新城市八束穂で
太陽光発電の建設予定地=新城市八束穂で

 新城市八束穂の設楽原決戦場跡地で建設が計画されている太陽光発電施設について、事業者による住民説明会が5日夜、八束穂公民館で開かれた。50人が参加した。
 太陽光発電システム施工販売「エクソル」(京都市)が、農地約1700平方㍍に49㌔㍗の施設を計画する。決戦場跡地は市史跡の一部で、7月に住民有志「設楽原をまもる会」が下江洋行市長に景観の維持を求める要望を出していた。現在、同社は農地転用手続きを保留している。
 住民説明会の開催は市条例に基づく。「設楽原をまもる会」会員も複数参加し「400年以上の前にあった戦いで使われた鉄砲玉も出土される貴重な土地。考え直してほしい」「近くの馬防柵には観光バスが乗り入れられない。市などが土地を買い取って駐車場にしてもいいのでは」などの意見を述べた。
 他の住民は「畑を持っているが維持が大変。古戦場の景観に支障はない。保護したいならば土地を買い上げるなど別の方法を考えるべきだ」の声もあった。土地所有者は「後継者がいないため今後の維持管理の観点から、太陽光発電を考えた。決戦場跡地の一部とは知らなかった」と説明した。
 同社は「貴重な意見を聴けた。関係者や地権者と相談して判断したい」と話した。
【安藤聡】

 新城市八束穂の設楽原決戦場跡地で建設が計画されている太陽光発電施設について、事業者による住民説明会が5日夜、八束穂公民館で開かれた。50人が参加した。
 太陽光発電システム施工販売「エクソル」(京都市)が、農地約1700平方㍍に49㌔㍗の施設を計画する。決戦場跡地は市史跡の一部で、7月に住民有志「設楽原をまもる会」が下江洋行市長に景観の維持を求める要望を出していた。現在、同社は農地転用手続きを保留している。
 住民説明会の開催は市条例に基づく。「設楽原をまもる会」会員も複数参加し「400年以上の前にあった戦いで使われた鉄砲玉も出土される貴重な土地。考え直してほしい」「近くの馬防柵には観光バスが乗り入れられない。市などが土地を買い取って駐車場にしてもいいのでは」などの意見を述べた。
 他の住民は「畑を持っているが維持が大変。古戦場の景観に支障はない。保護したいならば土地を買い上げるなど別の方法を考えるべきだ」の声もあった。土地所有者は「後継者がいないため今後の維持管理の観点から、太陽光発電を考えた。決戦場跡地の一部とは知らなかった」と説明した。
 同社は「貴重な意見を聴けた。関係者や地権者と相談して判断したい」と話した。
【安藤聡】

太陽光発電の建設予定地=新城市八束穂で
太陽光発電の建設予定地=新城市八束穂で

カテゴリー:社会・経済

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