設楽町のふるさと納税返礼品に「一日町長プログラム」

　設楽町は、ふるさと納税の返礼品に「一日町長プログラム」を追加した。県内では初の企画。
　役場で辞令を受けた後、建設が進む設楽ダムの工事現場を視察し町内の特産物を味わうなどの１泊２日の体験メニューを盛り込んだ。１００万円の寄付の返礼品。
　設楽ダム工事が本格化するため、またとない機会に視察体験をしてほしいと土屋浩町長が発案した。町財政課によると、国内で一日首長を返礼品にしているのは宮城県川崎町、群馬県中之条町、山形県真室川町、香川県東かがわ市。
　初日は辞令交付の後、一日町長が職員に訓示。午後から設楽ダムの工事現場を視察する。宿泊後、２日目は町議との懇談会がある。文化財史跡ガイドを受け、施設を見学する。両日の昼食は飲食店か牧場農園レストランでバーベキューを選ぶ。さらに「一日町長」体験から１年間は毎月「土産定期便」が届く。詳細は「ふるさとチョイス」の「設楽町一日町長プログラム」のページ＝ＱＲコード＝で。
　土屋町長は「設楽町の魅力を知ってもらいたい。関係人口の交流や移住定住につなげたい」と話した。
　問い合わせは町財政課（０５３６・62・０５１６）へ。
【安藤聡】