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28日から豊川市桜ケ丘ミュージアムで特別展「神殿狛犬の魅力」

「狛犬の魅力を感じてください」と担当者=豊川市役所で
「狛犬の魅力を感じてください」と担当者=豊川市役所で

 国指定重要文化財も登場する特別展「神殿狛犬(こまいぬ)の魅力」が豊川市桜ケ丘ミュージアムで28日に始まる。12月3日まで。市内を中心に33カ所の84体を展示する。
 神社の参道で門番のように社殿を守護する獣型の石像になっているのが一般的だが、社殿の中にもいる。日本に根付いた頃には宮中に置かれるのが一般的で、次第に神社や寺の屋内に置く「神殿狛犬」を奉納するケースが増えたという。桜ケ丘ミュージアムには県指定文化財の狛犬が寄託されており、この機会に魅力を知ってもらおうと企画した。
 重要文化財の狛犬は、千葉県の香取神宮と奈良国立博物館所蔵のものが展示される。香取神宮は室町時代に作られた陶製で高さ約20㌢。1976年には250円切手のモデルになった。奈良国立博物館は鎌倉時代に作られた木製で高さ約60㌢。今にも動き出しそうな写実性の高い骨格や筋肉が特徴だ。
 市内の注目は、御津神社と砥鹿神社。ともに室町時代に作られ、御津神社は引き締まった顔つきが力強く、砥鹿神社は最も原始的な形になっている。
 担当者は「普段は見られないものばかり。厳かながら愛らしい霊獣の魅力を感じてください」と話す。
 11月11日は特別講演会「愛すべき狛犬の世界」がある(無料、要予約)。一般300円、高校生以下200円。問い合わせは桜ケ丘ミュージアム(0533・85・3775)へ。
【竹下貴信】

 国指定重要文化財も登場する特別展「神殿狛犬(こまいぬ)の魅力」が豊川市桜ケ丘ミュージアムで28日に始まる。12月3日まで。市内を中心に33カ所の84体を展示する。
 神社の参道で門番のように社殿を守護する獣型の石像になっているのが一般的だが、社殿の中にもいる。日本に根付いた頃には宮中に置かれるのが一般的で、次第に神社や寺の屋内に置く「神殿狛犬」を奉納するケースが増えたという。桜ケ丘ミュージアムには県指定文化財の狛犬が寄託されており、この機会に魅力を知ってもらおうと企画した。
 重要文化財の狛犬は、千葉県の香取神宮と奈良国立博物館所蔵のものが展示される。香取神宮は室町時代に作られた陶製で高さ約20㌢。1976年には250円切手のモデルになった。奈良国立博物館は鎌倉時代に作られた木製で高さ約60㌢。今にも動き出しそうな写実性の高い骨格や筋肉が特徴だ。
 市内の注目は、御津神社と砥鹿神社。ともに室町時代に作られ、御津神社は引き締まった顔つきが力強く、砥鹿神社は最も原始的な形になっている。
 担当者は「普段は見られないものばかり。厳かながら愛らしい霊獣の魅力を感じてください」と話す。
 11月11日は特別講演会「愛すべき狛犬の世界」がある(無料、要予約)。一般300円、高校生以下200円。問い合わせは桜ケ丘ミュージアム(0533・85・3775)へ。
【竹下貴信】

「狛犬の魅力を感じてください」と担当者=豊川市役所で
「狛犬の魅力を感じてください」と担当者=豊川市役所で

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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