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豊橋の飲食店と農家のコラボメニュー、11月販売へ開発着々

開発したメニューを試食するグループ=磯辺下地町で
開発したメニューを試食するグループ=磯辺下地町で
抹茶といちご風味の米粉プリン
抹茶といちご風味の米粉プリン

 豊橋市内の生産者と飲食店が連携し、地元農産物を生かした新メニュー開発が進んでいる。市が地産地消を促すねらいで企画した。7月のマッチング会で成立した13組が商品化へ向け試行錯誤を重ねている。11月23日の披露イベントで一般にも販売し、各店の新たな定番として発売を目指す。

 7月のマッチング会には昨年度を上回る22生産者と18店が参加した。生産者は農産物のこだわりや推奨する食べ方などを紹介し、飲食店主らは思い描く新メニューに合った食材を求めて生産者を選んだ。
 市内で和食店などを営む「和の膳」の尾嵜賢治社長は米、番茶、イチゴの生産者と連携した。抹茶といちごソースで楽しめる米粉プリンの開発に挑んだ。
 プリンの米粉は「清須ライスセンター」(清須町)が生産する県産種「あいちのかおり」を使った。大粒で甘みがあり、水分も多いのでもっちりした食感。タピオカ粉を混ぜ合わせ、豆腐のような食感になるまで練り上げた。
 安田仁社長も「米粉の利用はプロか一部の料理好きに偏っていた。一般家庭でも気軽に使える食材と認知される好機としたい」と期待した。
 カラメル替わりとなるいちごソースは「守田農園」(石巻平野町)のブランド「moriのいちご屋さん」を選んだ。農薬や化学肥料の使用量を抑え、有機肥料や低温での管理など栽培方法にこだわりを持つ。
 抹茶は生産農園も営む「磯田園製茶」(本社田原市)の番茶を使用。磯田尚久社長は「参加者はみな新たな販路を探している。メニュー開発をきっかけにしたい」と参加の理由を語った。
 和の膳の尾嵜社長によると「米粉の粘りはいいつなぎになる。抹茶とイチゴは味や色合いが対象的で取り合わせもうまくいった」と出来栄えを語った。完成後はビン詰めで400円で、ビン回収時に50円返金する方法で販売するという。
 新メニューは11月23日に「エムキャンパス」(駅前大通2)で完成披露会を開き、一般にも販売される。
【加藤広宣】

 豊橋市内の生産者と飲食店が連携し、地元農産物を生かした新メニュー開発が進んでいる。市が地産地消を促すねらいで企画した。7月のマッチング会で成立した13組が商品化へ向け試行錯誤を重ねている。11月23日の披露イベントで一般にも販売し、各店の新たな定番として発売を目指す。

 7月のマッチング会には昨年度を上回る22生産者と18店が参加した。生産者は農産物のこだわりや推奨する食べ方などを紹介し、飲食店主らは思い描く新メニューに合った食材を求めて生産者を選んだ。
 市内で和食店などを営む「和の膳」の尾嵜賢治社長は米、番茶、イチゴの生産者と連携した。抹茶といちごソースで楽しめる米粉プリンの開発に挑んだ。
 プリンの米粉は「清須ライスセンター」(清須町)が生産する県産種「あいちのかおり」を使った。大粒で甘みがあり、水分も多いのでもっちりした食感。タピオカ粉を混ぜ合わせ、豆腐のような食感になるまで練り上げた。
 安田仁社長も「米粉の利用はプロか一部の料理好きに偏っていた。一般家庭でも気軽に使える食材と認知される好機としたい」と期待した。
 カラメル替わりとなるいちごソースは「守田農園」(石巻平野町)のブランド「moriのいちご屋さん」を選んだ。農薬や化学肥料の使用量を抑え、有機肥料や低温での管理など栽培方法にこだわりを持つ。
 抹茶は生産農園も営む「磯田園製茶」(本社田原市)の番茶を使用。磯田尚久社長は「参加者はみな新たな販路を探している。メニュー開発をきっかけにしたい」と参加の理由を語った。
 和の膳の尾嵜社長によると「米粉の粘りはいいつなぎになる。抹茶とイチゴは味や色合いが対象的で取り合わせもうまくいった」と出来栄えを語った。完成後はビン詰めで400円で、ビン回収時に50円返金する方法で販売するという。
 新メニューは11月23日に「エムキャンパス」(駅前大通2)で完成披露会を開き、一般にも販売される。
【加藤広宣】

開発したメニューを試食するグループ=磯辺下地町で
開発したメニューを試食するグループ=磯辺下地町で
抹茶といちご風味の米粉プリン
抹茶といちご風味の米粉プリン

カテゴリー:社会・経済

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