秋季高校野球東海大会が開幕 豊川コールド勝ち

初出場の豊橋中央は涙

　来年のセンバツにつながる「第76回秋季高校野球東海大会」が21日、岐阜県長良川球場などで開幕した。４年ぶりの豊川（愛知２位）は、１回戦で神村学園伊賀（三重３位）に７対０で快勝し、準々決勝進出を決めた。初出場の豊橋中央（愛知３位）は、県岐阜商（岐阜２位）に０対４で敗れ、初戦敗退となった。
　豊川は二回、無死二塁で鈴木貫の左中間適時二塁打で先制。六回２死二、三塁から林が右中間への適時打、３番モイセエフがフルカウントから高めの直球を振り抜き、右越え３点本塁打で試合を決めた。投げては、鈴木爽が走者を出しながらも要所を締め零封し７回コールド勝ちした。
　長谷川裕記監督は「モイセエフが警戒されながらよく打った。次戦は挑戦者の気持ちでぶつかりたい」と意気込んだ。
　豊橋中央は一回に四球と左前安打で無死一、二塁としたが、無得点に終わった。先発前島は二回、死球で先頭打者を出すと、２本の適時打で２失点。５回は本塁打を浴びた。豊橋中央は八回、先頭の２番夏目将吾が左越え二塁打放ったが、あと１本が出なかった。
　萩本将光監督は「初回で点が取れなかったことが大きい。相手が好投手で対策を重ねたが、打線がつながらなかった」と振り返った。
　豊川は、長良川球場で22日午後０時半から岐阜第一と戦う。

21日の結果
▽１回戦
○…長良川…○
豊橋中央
０００００００００｜０
０２００１００１×｜４
県岐阜商
（豊）前島、小栗、山崎、髙橋、内山―松井（岐）森―水野
【本】垣津（岐）

神村学園伊賀
０００００００｜０
０２０００５×｜７
豊川
（七回コールド）
（豊）鈴木―高橋（伊）田中、水谷、伊藤―森田
【本】モイセエフ（豊）
【北川壱暉】