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豊橋商業が61年ぶり全三河高校野球優勝

カテゴリー:スポーツ

61年ぶりの優勝を果たした豊橋商ナイン=豊橋市民球場で(提供)
61年ぶりの優勝を果たした豊橋商ナイン=豊橋市民球場で(提供)
野球部時代の思い出話に花を咲かせる田辺さん㊧と大久保さん㊨
野球部時代の思い出話に花を咲かせる田辺さん㊧と大久保さん㊨

 「第149回中日旗争奪全三河高校野球大会」の決勝があり、豊橋商業が10対7で桜丘を破り、61年ぶりに優勝した。豊橋商の北添兼矢主将が殊勲賞に、北野栖嵐が打撃賞に選ばれた。   
 豊橋商は1点を追う五回2死一、二塁、北添の右前適時打で1点差とすると、2死満塁から北野が右方向への2点適時打を放ち逆転した。この回一挙4点を挙げ試合を決めた。
 北野は「自分で決めるという気持ちで打席に入った。直球狙いだったが、変化球にうまく合わせられた」と喜んだ。 
 新チームで臨んだ秋の県大会は、1回戦で西尾東に1対5で敗れた。北添主将は「狙い球を絞り切れず、思いきりの良い野球ができなかった」と敗因を挙げた。
 大会後、「強い打球を打つ」をテーマに、打撃練習に力を入れた。芯に当てる感覚を養うために、さまざまな場所にティーを置いて打撃練習を繰り返した。状況に応じた打撃と守備を身につけるために、「2死満塁」や「1死一、二塁」など、試合を想定した練習にも時間を割いた。その結果、決勝戦では13安打10得点の猛攻を見せた。
 4打点の北添主将は「積極的に振れたのが良い結果につながった」と振り返った。田村知憲監督は「スタンドの応援に応えられたので、うれしかった。この優勝を次につなげていきたい」と意気込んだ。

「後輩」の雄姿にOBもさらなる期待

 61年前に全三河大会を制した豊橋商OBは、後輩の活躍を喜んだ。決勝で先発した田辺憲一さん(当時2年)は「おめでとうと伝えたい。次は、県大会で優勝して甲子園に行ってほしい」と激励した。中軸を担った大久保和夫さん(同1年)は「後輩の活躍を見て、野球部の記憶がよみがえってきた」と笑顔を見せ、「高校生活は限られているので、楽しんで野球をやってもらいたい」と話した。
【北川壱暉】

 「第149回中日旗争奪全三河高校野球大会」の決勝があり、豊橋商業が10対7で桜丘を破り、61年ぶりに優勝した。豊橋商の北添兼矢主将が殊勲賞に、北野栖嵐が打撃賞に選ばれた。   
 豊橋商は1点を追う五回2死一、二塁、北添の右前適時打で1点差とすると、2死満塁から北野が右方向への2点適時打を放ち逆転した。この回一挙4点を挙げ試合を決めた。
 北野は「自分で決めるという気持ちで打席に入った。直球狙いだったが、変化球にうまく合わせられた」と喜んだ。 
 新チームで臨んだ秋の県大会は、1回戦で西尾東に1対5で敗れた。北添主将は「狙い球を絞り切れず、思いきりの良い野球ができなかった」と敗因を挙げた。
 大会後、「強い打球を打つ」をテーマに、打撃練習に力を入れた。芯に当てる感覚を養うために、さまざまな場所にティーを置いて打撃練習を繰り返した。状況に応じた打撃と守備を身につけるために、「2死満塁」や「1死一、二塁」など、試合を想定した練習にも時間を割いた。その結果、決勝戦では13安打10得点の猛攻を見せた。
 4打点の北添主将は「積極的に振れたのが良い結果につながった」と振り返った。田村知憲監督は「スタンドの応援に応えられたので、うれしかった。この優勝を次につなげていきたい」と意気込んだ。

「後輩」の雄姿にOBもさらなる期待

 61年前に全三河大会を制した豊橋商OBは、後輩の活躍を喜んだ。決勝で先発した田辺憲一さん(当時2年)は「おめでとうと伝えたい。次は、県大会で優勝して甲子園に行ってほしい」と激励した。中軸を担った大久保和夫さん(同1年)は「後輩の活躍を見て、野球部の記憶がよみがえってきた」と笑顔を見せ、「高校生活は限られているので、楽しんで野球をやってもらいたい」と話した。
【北川壱暉】

61年ぶりの優勝を果たした豊橋商ナイン=豊橋市民球場で(提供)
61年ぶりの優勝を果たした豊橋商ナイン=豊橋市民球場で(提供)
野球部時代の思い出話に花を咲かせる田辺さん㊧と大久保さん㊨
野球部時代の思い出話に花を咲かせる田辺さん㊧と大久保さん㊨

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