寅之神社で七五三と新嘗祭

　田原市堀切町の「寅之（とらの）神社」で５日、七五三と新嘗（にいなめ）祭があった。子どもたちが晴れ着姿で集まった。
　天照大御神を天の岩戸から連れ出したとされる手力男命をまつる。今年が20年に一度の中造営であり、地域おこしの一環で氏子総代を中心に御朱印を新しく作るなどの取り組みが進んでいる。
　七五三には10人とその保護者らが参加。着物やスーツ姿の子どもたちが並び、荒木田健宮司が健やかな成長を祈った。
　新嘗祭では農家が新米を奉納した。甘酒と餅の振る舞いもあった。
　新しく作った絵馬のお披露目があった。勇壮な虎の絵は、地元出身で水彩画や彫刻などを手掛ける豊橋市のアーティスト園原さき子さんが描いた。学業や夢の成就、成長や健康などの願い事が書かれ、境内に新設した絵馬掛けに奉納した。
　氏子総代長の小久保邦男さんは「絵馬もこだわり抜いて、いいものを作ってもらった。本当にありがたい」と語った。
　新年にはまた新しい御朱印を作るという。御朱印が欲しい人や絵馬を奉納したい人は小久保さん（０９０・２６１７・２７４８）へ。
【岸侑輝】