JA経営ビジョンセミナーで豊橋商工信組が全面協力

　豊橋商工信用組合は14～15日、豊橋と田原の両市で開かれた「ＪＡ経営ビジョンセミナー」で、会場提供や取引先企業から講師を派遣するなど協力した。
　セミナーは各地のＪＡ幹部が親睦を深め、取り組みを学ぶことでネットワークを築く機会として開いている。同信組は卸売市場や農漁業者らへの金融支援を積極的にしていることから協力することになった。今年度５回を予定し、３回目の今回は約10人が受講した。
　14日は豊橋市の大一青果で鈴木孝幸副社長から旬の野菜や果物を直売する取り組みを聞いた。同市内のエムキャンパスでは、中部ガス不動産の赤間真吾社長から、食と農業が盛んな特色を生かした「東三河フードバレー構想」を学んだ。両日とも金融議論もあった。
　信組の中村勝彦理事長は「ご縁は、財産。」のスローガンを掲げる。取り組んでいる農畜産業や漁業など１次産業への支援を説明。元金融庁職員でコーディネーターを務めた日下企業経営相談所の日下智晴代表が、地域密着型金融について語った。
【竹下貴信】