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サッカーW杯審判員・山下さんが新城で講演会

講演する山下さん=新城市東郷中学校で
講演する山下さん=新城市東郷中学校で
キックオフの笛=桜淵公園グラウンドで
キックオフの笛=桜淵公園グラウンドで

 日本サッカー協会(JFA)審判員で2022年ワールドカップ(W杯)で史上初めて女性審判員に選ばれた山下良美さんによる講演会が19日、新城市で開かれた。会の前、地元少年サッカークラブの練習試合で審判を務め、児童らと触れ合った。
 母の実家が市内にあるため、市が講師を依頼。人権と男女共同参画などに取り組む各団体が協力した。約250人が聞き入った。
 市立東郷中学校であった講演会のタイトルは「フィールド上が生きる道~やってみることの大切さ」。山下さんは4歳から中学生までと、大学生時代にサッカーをしていた。2013年に女子1級審判員資格を、19年に1級資格を取得して22年の男子W杯で予選リーグ第4審判を、今年7月の女子W杯開幕戦で主審を務めた。「選手でなくても憧れのW杯のフィールドに立てる。審判はサッカーの魅力を最大限に引き出す役割を担っている」と述べた。
 ジェンダーギャップについては、ヨルダンの女性審判が自国の男子リーグ戦でジャッジをした時に観客から「家事に専念しろ」と、やじを受けたことを紹介。「私はあまり意識していないが、女性も敏感になって声を挙げていくことが必要だ」と指摘した。
 午前中には桜淵公園グラウンドで少年サッカークラブ「千郷FC」の練習試合で審判を務めた。フェアプレーをした選手に「グリーンカード」を示すなどした。
【安藤聡】

 日本サッカー協会(JFA)審判員で2022年ワールドカップ(W杯)で史上初めて女性審判員に選ばれた山下良美さんによる講演会が19日、新城市で開かれた。会の前、地元少年サッカークラブの練習試合で審判を務め、児童らと触れ合った。
 母の実家が市内にあるため、市が講師を依頼。人権と男女共同参画などに取り組む各団体が協力した。約250人が聞き入った。
 市立東郷中学校であった講演会のタイトルは「フィールド上が生きる道~やってみることの大切さ」。山下さんは4歳から中学生までと、大学生時代にサッカーをしていた。2013年に女子1級審判員資格を、19年に1級資格を取得して22年の男子W杯で予選リーグ第4審判を、今年7月の女子W杯開幕戦で主審を務めた。「選手でなくても憧れのW杯のフィールドに立てる。審判はサッカーの魅力を最大限に引き出す役割を担っている」と述べた。
 ジェンダーギャップについては、ヨルダンの女性審判が自国の男子リーグ戦でジャッジをした時に観客から「家事に専念しろ」と、やじを受けたことを紹介。「私はあまり意識していないが、女性も敏感になって声を挙げていくことが必要だ」と指摘した。
 午前中には桜淵公園グラウンドで少年サッカークラブ「千郷FC」の練習試合で審判を務めた。フェアプレーをした選手に「グリーンカード」を示すなどした。
【安藤聡】

講演する山下さん=新城市東郷中学校で
講演する山下さん=新城市東郷中学校で
キックオフの笛=桜淵公園グラウンドで
キックオフの笛=桜淵公園グラウンドで

カテゴリー:社会・経済 / スポーツ

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