東海交通の「そいタク」好評でさらなる利用促進へ

12月から２カ月限定で基本料1000円キャンペーン

　豊橋市のタクシー会社「東海交通」が、運転手が外出や買い物に付き添うサービス「そいタク」を始めて半年になる。毎月10人以上が利用し、「毎日の外出が楽しみになった」「また使いたい」と、好評を得ている。さらに多くの人に知ってもらおうと、12月から２カ月限定で、「基本料金１０００円キャンペーン」を展開する。竹村浩一専務らが東愛知新聞社を訪れ、これまでの活用事例などを説明した。
　一人暮らしで外出が困難な人らが、行きたい時間に、自由に安全に楽しく出掛けられるようにと、今年４月にスタート。目的地に着いてから、乗務員が付き添う。
　スーパーやコンビニへの買い物だけでなく、携帯電話店で機種変更の手続き、金融機関での現金の引き出しや振り込みのサポートなどさまざまな場面で使われている。総合病院で診察を受ける院内の移動を手伝った事例もあった。
　通常と異なるのは、目的地に着くとメーターが止まること。その後のサービスは、基本料金が30分２５００円、以降10分ごと５５０円（税込み）。
　キャンペーンでは12月から１月の限定で、基本料金が１０００円となる。運賃や駐車場代は別途かかる。
　竹村専務は「知人や家族に送迎を頼む心配がなく、初めて行く場所でも迷わない。特殊詐欺被害や転倒の防止にもつながる。利用客の要望に合わせながらサービスを拡充し、外出をより楽しいものにできるようにサポートしていきたい」と話した。
　受け付けは午前10時～午後５時。予約は東海交通（０５３２・５７・１１１１）へ。
【北川壱暉】