「鳳来寺山もみじまつり」イベントデー盛況

　新城市門谷で23日、「鳳来寺山もみじまつり」のイベントデーがあった。大勢が訪れ、見頃を迎えた紅葉狩りを楽しんだ。
　新型コロナウイルス禍で20年から２年間は縮小し、昨年は雨天に見舞われていた。市観光協会は「好天に恵まれて４年ぶりのにぎわいになった」と話した。
　表参道と鳳来寺山登山口間の県道約１・２㌔を歩行者専用とした。周辺ではモミジやカエデ、イチョウが色づいており、行楽客はじっくりと観賞した。沿道には飲食物の販売ブースが並んだほか、飲食店「かさすぎ」駐車場では東浦町や静岡県河津町の物産展や和太鼓演奏も開かれてにぎわった。また登山口では「白山龍鳴会」による、ほら貝体験会があり、親子で参加する姿も見られた。
　市観光協会によると、山頂部は26日まで表参道周辺は12月３日まで見頃という。

事故防止へ新城署山岳救助隊員が啓発

　一方、表参道では新城署山岳救助隊員による事故防止キャンペーンが開かれた。市川潤隊長らが石段を登る行楽客に登山届の提出や連絡先を共有できるスマートフォンアプリの活用を呼び掛けた。
　同署によると10月末までの管内の山岳救助隊出動は13件あった。２０２２年の同時期に比べ７件増えているという。
【安藤聡】