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新城・作手白鳥の相月観音堂立て替え

再建した相月観音堂に手を合わせる相寺区の皆さん=新城市作手白鳥で
再建した相月観音堂に手を合わせる相寺区の皆さん=新城市作手白鳥で
フォークリフトで運ばれる御堂
フォークリフトで運ばれる御堂

老朽化に伴い相寺区の信徒が手作り

 新城市作手白鳥の相月観音堂の建て替えが25日に完了した。地元の相寺区の信徒が手作りした。木造トタンぶきのコンパクトな御堂となった。
 1648(正保5)年の創建で、木造の十一面観音菩薩(ぼさつ)1体と地蔵菩薩3体をまつる。現在は14軒が世話を続け、毎年8月に施餓鬼(せがき)を営む。
 建て替えは8月24日にあった施餓鬼で雨漏りを見つけたのがきっかけ。14年前に屋根を修繕したが、老朽化で地震などによって倒壊する可能性もあるため、業者を頼らずに再建することにした。
 世話係を務める区長の荻野真市さんと副区長の小田敏則さんが10月から作業を始めた。荻野さん宅で設計と製作を進め、高さ150㌢、幅と奥行き各91㌢の御堂を完成させた。各家が繁盛するようにと床面積は畳半分「半畳(はんじょう)」となる0・82平方㍍に、屋根を支える垂木(たるき)が合掌しているように仕上げた。
 この日は午前9時から12人が参加して設置作業をした。御堂はフォークリフトで持ち上げて運び、コンクリートの土台を設けて建立した。約2時間で終えた。
 荻野さんは「集落は高齢化が進む。次の世代にしっかりと引き継いでいくためにも建て替えが必要だった」と説明した。来年8月24日の施餓鬼で再建を祝うという。
【安藤聡】

老朽化に伴い相寺区の信徒が手作り

 新城市作手白鳥の相月観音堂の建て替えが25日に完了した。地元の相寺区の信徒が手作りした。木造トタンぶきのコンパクトな御堂となった。
 1648(正保5)年の創建で、木造の十一面観音菩薩(ぼさつ)1体と地蔵菩薩3体をまつる。現在は14軒が世話を続け、毎年8月に施餓鬼(せがき)を営む。
 建て替えは8月24日にあった施餓鬼で雨漏りを見つけたのがきっかけ。14年前に屋根を修繕したが、老朽化で地震などによって倒壊する可能性もあるため、業者を頼らずに再建することにした。
 世話係を務める区長の荻野真市さんと副区長の小田敏則さんが10月から作業を始めた。荻野さん宅で設計と製作を進め、高さ150㌢、幅と奥行き各91㌢の御堂を完成させた。各家が繁盛するようにと床面積は畳半分「半畳(はんじょう)」となる0・82平方㍍に、屋根を支える垂木(たるき)が合掌しているように仕上げた。
 この日は午前9時から12人が参加して設置作業をした。御堂はフォークリフトで持ち上げて運び、コンクリートの土台を設けて建立した。約2時間で終えた。
 荻野さんは「集落は高齢化が進む。次の世代にしっかりと引き継いでいくためにも建て替えが必要だった」と説明した。来年8月24日の施餓鬼で再建を祝うという。
【安藤聡】

再建した相月観音堂に手を合わせる相寺区の皆さん=新城市作手白鳥で
再建した相月観音堂に手を合わせる相寺区の皆さん=新城市作手白鳥で
フォークリフトで運ばれる御堂
フォークリフトで運ばれる御堂

カテゴリー:社会・経済

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