「豊橋市100人カイギ」スタート

　地域にゆかりのある人が、仕事や活動を発表するトークイベント「豊橋市１００人カイギ」の第１回が24日夜、豊橋商工会議所で開かれた。豊橋市内外の40人が参加した。
　街や地域、組織の人と人とを緩やかにつなぐことを目的としたコミュニティー活動。毎回５人のゲストを迎え、仕事や活動について話を聞く。ゲストが１００人に到達することを目指す。２０１７年に渋谷区で始まり、全国70以上の地域に広まっている。
　「この地域にゆかりのあるさまざまな人の生き方に出合い、肩書や属性、世代を超えてつながるきっかけを作りたい」との思いで「伊藤保険」代表の伊藤由美子さん、「移住者人材バンク」の村井真子さんらが企画した。
　この日は、豊橋で活動する５人をゲストに迎えた。登壇者は、キュレーターの伊藤さんと村井さんのほかに、やしの実ＦＭパーソナリティーのケンヂブリッチさん、水上ビルでオーダースーツ店とレコードバーを兼ねた「テーラージャソール」を営む加藤拓実さん、「まちなか図書館」の仕掛人で豊橋市危機管理統括部長の伊藤紀治さん。自身の生き方や仕事について、１人15分間トークした。
　加藤さんは「オーダースーツをやりながら、バーを運営するのは自分だけだと思う。時代が常に変化するので生き方に正解はない。複数の能力を掛け算して、自分だけの夢を見つけてほしい」と呼び掛けた。
　イベント後、参加者同士で交流を深めた。
【北川壱暉】