「県民の日学校ホリデー」 にぎわう臨時開館の施設

　県政１５０周年を記念し、今年から11月27日が「あいち県民の日」となった。これを受け、公立の小中高校で「県民の日学校ホリデー」が始まり、豊川、蒲郡、田原の各市は27日、学校を休みにした。
　豊川市では、本来は休業日にあたる中央図書館、桜ケ丘ミュージアム、大橋屋、御油の松並木資料館を臨時開館した。さらに図書館内のプラネタリウムの入場料、同ミュージアムで開催中の特別展「神殿狛犬の魅力」が無料に。とよかわ観光資源探訪ツアーも開かれ、御油の松並木などを巡った。
　中央図書館では、プラネタリウムに大勢の親子が来場した。午前10時半からの上映では休日よりも多い68人が利用した。また通常開園の赤塚山公園にも大勢の親子連れらが訪れた。
　多くの子どもたちは「休みが増えてうれしい」と笑顔。プラネタリウムに子どもと一緒に来た母親は「会社を休むのは大変でしたが、子どもと過ごせて良かった」と話した。一方で仕事を休めない親も多く、祖父母と一緒に施設へ来た子どもたちもいた。
　蒲郡市の竹島水族館は、多くの親子が訪れた。山崎日菜太さん（８）は「普段は土日が混んでいので、ゆっくり海の生物が見られて楽しかった」と話した。
　学校ホリデーは21～27日のうち、平日の１日を学校休業日にする。３市以外の東三河の市町村は24日を休みにした。
【取材班】