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殺処分のない豊橋へ市がGCF

豊橋市のGCFの画面(8日正午現在)
豊橋市のGCFの画面(8日正午現在)
動物愛護センターのイメージ
動物愛護センターのイメージ
殺処分のない豊橋へ市がGCF

残り3週間で協力を呼び掛け

 豊橋市が保護した犬猫用の医療機器や医薬品購入などに充てる資金を募るガバメントクラウドファンディング(GCF)は残すところ3週間。目標額の1100万円に対し、8日正午現在で447万円余となった。合言葉は「殺処分のないまちを目指して」だ。締め切りは31日。
 市は中野町で動物愛護センター(仮称)の2025年度の開所を目指して整備を進めている。現在は保健所内にある倉庫を改修し、保護した犬猫が暮らしている。収容できるのは犬5匹、猫10匹が限界だが、鉄筋コンクリート平屋建ての1000平方㍍の建物には、犬20匹と成猫40匹、子猫60匹が収容できるようになる。地域猫活動に欠かせない不妊・去勢の手術室も設置する。キーワードは「命を育む・つなぐ・守る・支え合う」。
 GCFは、自治体などが集める寄付制度。行政が抱える問題解決のため、寄付金の使い道をより具体的にプロジェクト化し、共感した全国の人から募る。
 豊橋市は「ふるさとチョイス」=QRコード=を使い、GCFを10月3日にスタートした。寄付は11月半ばの段階で165万円だったが、その後20日で倍以上に増えた。8日現在の達成率は40%。11月には匿名の人物から現金50万円が郵送されてきたこともあったほか、ネットで寄付ができない人が直接、窓口に持ち込む例もあり、それらも反映されている。
 近隣では、豊川市が地域猫活動の不妊去勢手術代を補助するために過去2回、ふるさとチョイスを使ってGCFを実施。1回目(2020年5~8月)は目標の100万円を大幅に上回る504万円を集めた。しかし2回目(22年9~12月)は200万円の目標をなかなか突破できず、締め切り3日前にようやくクリアし、最終的には257万円余が集まった。
 クラウドファンディングは終盤に「追い込み」が起き、目標をクリアすることがあるが、今回はどうか。動物保護団体の関係者は「もっとアピールした方がいいのでは」とアドバイスした。
 GCF担当者は「皆さまの思いが動物を助けることになる。ぜひ協力を」と呼び掛ける。問い合わせは豊橋市生活衛生課(0532・39・9121)へ。
【山田一晶】

残り3週間で協力を呼び掛け

 豊橋市が保護した犬猫用の医療機器や医薬品購入などに充てる資金を募るガバメントクラウドファンディング(GCF)は残すところ3週間。目標額の1100万円に対し、8日正午現在で447万円余となった。合言葉は「殺処分のないまちを目指して」だ。締め切りは31日。
 市は中野町で動物愛護センター(仮称)の2025年度の開所を目指して整備を進めている。現在は保健所内にある倉庫を改修し、保護した犬猫が暮らしている。収容できるのは犬5匹、猫10匹が限界だが、鉄筋コンクリート平屋建ての1000平方㍍の建物には、犬20匹と成猫40匹、子猫60匹が収容できるようになる。地域猫活動に欠かせない不妊・去勢の手術室も設置する。キーワードは「命を育む・つなぐ・守る・支え合う」。
 GCFは、自治体などが集める寄付制度。行政が抱える問題解決のため、寄付金の使い道をより具体的にプロジェクト化し、共感した全国の人から募る。
 豊橋市は「ふるさとチョイス」=QRコード=を使い、GCFを10月3日にスタートした。寄付は11月半ばの段階で165万円だったが、その後20日で倍以上に増えた。8日現在の達成率は40%。11月には匿名の人物から現金50万円が郵送されてきたこともあったほか、ネットで寄付ができない人が直接、窓口に持ち込む例もあり、それらも反映されている。
 近隣では、豊川市が地域猫活動の不妊去勢手術代を補助するために過去2回、ふるさとチョイスを使ってGCFを実施。1回目(2020年5~8月)は目標の100万円を大幅に上回る504万円を集めた。しかし2回目(22年9~12月)は200万円の目標をなかなか突破できず、締め切り3日前にようやくクリアし、最終的には257万円余が集まった。
 クラウドファンディングは終盤に「追い込み」が起き、目標をクリアすることがあるが、今回はどうか。動物保護団体の関係者は「もっとアピールした方がいいのでは」とアドバイスした。
 GCF担当者は「皆さまの思いが動物を助けることになる。ぜひ協力を」と呼び掛ける。問い合わせは豊橋市生活衛生課(0532・39・9121)へ。
【山田一晶】

豊橋市のGCFの画面(8日正午現在)
豊橋市のGCFの画面(8日正午現在)
動物愛護センターのイメージ
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殺処分のない豊橋へ市がGCF

カテゴリー:社会・経済

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