レッサーパンダ「ショウショウ」 1月に静岡へ

　豊橋総合動植物公園（のんほいパーク）のレッサーパンダ「ショウショウ」（６歳）を静岡市立日本平動物園に送り、代わりに同園の「ガオガオ」（８歳）を迎え入れる。来年１月９日付。ショウショウは同８日で見納めになる。
　繁殖を目的に、個体を移動させペアを組み替える。
　ショウショウは２０２０年１月、北海道旭川市の旭山動物園から来園した。ペアのリーファも同月、東京都多摩動物園から移った。
　ショウショウは好奇心が盛んで、リーファは神経質で警戒心が強い対照的な性格。来園するガオガオはショウショウと同じ旭山動物園生まれ。餌の竹を食べる量は園内一番という大食漢で、繁殖実績もある。顔つきはりりしいが性格は繊細で優しいという。
　獣医によると「性格の不一致が繁殖に影響したかは分からない。ガオガオの優しさでリーファの警戒心を解き、繁殖につなげてほしい」と期待する。
【加藤広宣】